この記事では「ご迷惑をおかけすると思いますが」について解説をします。
「ご迷惑をおかけすると思いますが」とは?意味
不快な思いをさせたり、不利益を与えたりすることがあるかもしれないけれど、という意味です。
「ご迷惑」は「迷惑」に「ご」をつけて敬意を表す表現にしたものです。
「迷惑」には、何らかの行為によって、他の人が不利益を受けたり、嫌な思いをしたりすることという意味があります。
「ご」をつけると、聞き手に対して敬意を表す表現になります。
「おかけ」は「かける」に「お」をつけて、敬意を表す表現にしたものです。
「かける」には、好ましくないことを他人に与えるという意味があります。
「お」は動詞の連用形について、その下に「する」を添えた形で、謙譲の意を表します。
「思いますが」は、たぶんそうであろう、そうかもしれない、このように考えていますといった意味です。
「ご迷惑をおかけすると思いますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、自己紹介をするときや、他人と何かを一緒に行うときに使います。
研修生のあいさつで説明をします。
研修生はまだまだ経験が少なく、技術も知識もあまりありません。
長年仕事をしてきた人に比べると、できないことがたくさんあります。
他の人たちからすると「もっと早くやってくれないかな」と思うようなことがあったり、失敗のフォローをしてもらったりすることもあるでしょう。
他の人たちに迷惑をかける可能性があるのです。
そのようなときに、この言葉を使います。
「迷惑をかけるかもしれないけれど、よろしくお願いします」という気持ちを伝えるものです。
「迷惑をかけるかもしれない」とあらかじめ伝えていても、相手を不快にさせてしまったときには謝罪をします。
「ご迷惑をおかけすると思いますが」を使った例文
・『ご迷惑をおかけすると思いますが、どうぞよろしくお願いします』
「ご迷惑をおかけすると思いますが」の返答や返信例
この後には「よろしくお願いします」という言葉が続くことが多いです。
そのときには、こちらも「よろしくお願いします」と伝えます。
迷惑をかけないで欲しいと思うかもしれませんが、それを言葉にして伝えたり、顔に出したりすることは望ましくありません。
そういったことをすると「自分は嫌われているのだ」と思ってしまことでしょう。
これから仲良くやっていくために、前向きな言葉をかけることが望ましいです。
まとめ
この言葉は、自己紹介などのときに使われます。
特に研修生や新入社員など、経験が浅い人が使うものです。
迷惑をかけると思うとは伝えていても、できるだけ迷惑がかからないように努力しましょう。