「意思決定に組み込む」を解説していきます。
気になる日本語を、正しく学びましょう。
「意思決定に組み込む」とは?
意思決定に組み込むとは、何かを決めるときのステップに関わることをいいます。
意思決定は複数の選択肢のうち、ベストな案を選ぶ行為をいいます。
また組み込むとは、ねじ込むことを表現しています。
とある課題や素案を、選択肢として取り入れる動作をいいます。
「意思決定に組み込む」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
意思決定に組み込むは、ある人の意見や考えを総括に取り入れようとする行為をあらわします。
複数の案をもみこんで、落とし込んでいく過程につかわれます。
結論ありきのやり方ではなく、あらゆる見解を取り入れて良い答えを出したいときに使います。
前向きな討論ややり取りで使う表現なので、否定的な意味合いで使われることは少ないです。
また「意思決定に組み込む」は、敬語としてのニュアンスが少ない言葉です。
ビジネスで用いる際には、丁寧な言葉を補って使用していきましょう。
「意思決定に組み込む」を使った例文
・『今回のリサーチ結果を、意思決定に組み込むことにします』
・『ユーザーの意見を、意思決定に組み込む方針です』
・『意思決定に組み込むための、アイデアを募集しています』
「意思決定に組み込む」の類語や敬語での言いかえ
「意思決定に組み込む」の言いかえとして「ブレスト」があります。
ブレストとは、ブレインストーミングのこと。
複数のアイデアを出して、最終的な見解をまとめる動作をいいます。
ざっくばらんに社内で意見を出し合うときに使います。
「ブレストします」のように用います。
「意思決定に組み込む」の類似表現
「意思決定に組み込む」とよく似た言い方に「意思決定の場に参加する」があります。
「組み込む」が主催者側の目線であるのに対して「参加する」は、意見を出し合う側の目線をいいます。
重要な打ち合わせに参加して、こちらの意見を出すことをいいます。
「意思決定に組み込む」の敬語表現
さらに丁寧に伝えたいなら「ご意見をいただく」といいます。
先方の提案を、受け入れる行為をいいます。
「貴重なご意見をいただき、ありがとうございます」のように、ひとつの文に変化させることもできます。
「意思決定に組み込む」の返答や返信例
このような言葉を投げかけられたら、シーンに応じて返答文を送ります。
「前向きなご検討をよろしくお願いいたします」または「お取り計らいいただければ幸いです」とまとめます。
まとめ
「意思決定に組み込む」の意味と使い方を学びました。
この表現は意見や課題を取り入れる動作をいいます。
最終的な結論を出すまでの過程に組み入れることを表現しています。
他の言い回しも覚えておき、適切に仕事に活かしてみてください。
