「舵を切る」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「舵を切る」とは?
「舵を切る」は、「方針を転じる」や「大きく方向を変える」などの意味で使用できる言葉です。
「舵」とは、船を操作するものです。
これを操ることで、船は進行方向を変える事ができます。
この「舵」操作することを「舵を切る」と言い表します。
船は簡単に方向転換できませんので、一度決めた進行方向は、しばらく継続されることになります。
これをビジネスで使う場合には、「進むべき方向性や大きな方針を変更する」ような意味で使用します。
つまり、簡単には変更できないようなものを変更する場合に「舵を切る」という比喩表現が使用できるのです。
「舵を切る」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「舵を切る」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、会社の方向性を議論していたとします。
今までの方針では時代に合わず、生き残る事ができないと考えられるのでした。
このような場合には、「これまでの方針から、大きく舵を切ることになりそうです」と述べるとよいでしょう。
これにより、今まで進めてきた方針を大きく変更する様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「舵を切る」の使い方に注意しましょう。
これは、簡単に変更したり戻したりできるものには使わない言葉です。
その理由は、船という方向転換が容易ではないものに例えているところにあります。
使用する対象を間違えないように、注意するとよいでしょう。
「舵を切る」を使った例文
「舵を切る」を使った例文を挙げます。
例文のように、大きく何かを変更するような用途で使用すると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『当社もついに、舵を切る時が来ました』
・『今までの方針から、大きく舵を切る必要があります』
・『従来の考え方を捨てて、新たに舵を切るべきです』
「舵を切る」の類語と敬語での言いかえ
「舵を切る」の類語と敬語を解説していきます。
「舵を切る」の類似表現
「舵を切る」の類似表現には、「方針変更する」があります。
「舵を切る」と「方針変更する」は、同じような意味で使用できる言葉だと言えるのです。
「舵を切る」の敬語表現
「舵を切る」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「舵をお切りになる」に言いかえできます。
この場合は、「切る」を尊敬語に言い換えた敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「舵を切る」は、「方針を転じる」や「大きく方向を変える」などの意味で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。