「顛末書」とは?ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「顛末書」とは?
「顛末書」は、「過失があった場合に一部始終を報告するために作成される書類」です。
これは「始末書」という言葉のほうが一般的だとも言えます。
「顛末」には、「初めから終わりまでの事情」との意味があります。
「顛」という漢字には、「はじめ」や「はじまり」という意味があるのです。
そのため、「顛末」も「始末」も同じ意味を示した言葉であると分かるのです。
なお、「顛末書」には、過失に関する一部始終を記載するとともに、反省の気持ちや、再発防止などを述べるのが一般的です。
「顛末書」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「顛末書」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたの仕事に重大な過失があったとします。
それは、通常の手順で実施していれば、発声する事のないミスだったのです。
このような場合には、「後ほど、顛末書を作成して提出いたします」と述べるとよいでしょう。
これにより、過失の一部始終を記載した文書の事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「顛末書」の使い方に注意しましょう。
これは、「始末書」と同じような意味の言葉です。
そして、「始末書」のほうが一般的な言葉だと言えるのです。
あえて「顛末書」とする必要がない場合は、「始末書」を使用したほうが無難だと言えるのです。
「顛末書」を使った例文
「顛末書」を使った例文を挙げます。
例文のように、言葉を続けて文章を完結させるおとで、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『顛末書を提出いたします』
・『顛末書が必要とのことでした』
・『顛末書を記載するつもりです』
「顛末書」の類語と敬語での言いかえ
それでは「顛末書」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「顛末書」の類似表現
「顛末書」の類似表現には、「始末書」があります。
「顛末」と「始末」は、どちらも「初めから終わり」を意味する、類似の言葉だと言えるのです。
なお、どちらかといえば「始末書」のほうが一般的ですので、使用する場合は注意しましょう。
「顛末書」の敬語表現
「顛末書」を単独で敬語にする事はありません。
これを敬語にする場合には、言葉を組み合わせて実現する必要があります。
たとえば、「顛末書を提出いたします」とすれば、謙譲語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「顛末書」は、「過失があった場合に一部始終を報告するために作成される書類」です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。