「絶対的記載事項」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「絶対的記載事項」とは?
「絶対的記載事項」は、定款に絶対に記載するべき事項の事です。
「定款」は、会社を設立する際に作成して提出する書類です。
これには、会社の基本情報や、規則に関する内容が記載されます。
その中でも、「絶対的記載事項」という項目が存在します。
それは、記載がなければ定款そのものが無効になるという重要記載事項なのです。
その記載事項は全部で五項目あります。
目的、商号、本店所在地、出資額、発起人の氏名などです。
定款にはこのような記載事項があり、絶対に記載しないといけないルールになっているのです。
なお、定款の中には「相対的記載事項」という項目も存在しています。
「絶対的記載事項」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「絶対的記載事項」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの先輩が会社を新設することにしたとします。
そのため、定款を記載して提出することになったのです。
しかし、書類を見ると必須の記載箇所に書き漏れがあったのです。
このような場合には、「絶対的記載事項に記載漏れがあると、定款が無効になりますよ」と述べるとよいでしょう。
これにより、定款にとって絶対に記載が必要な事項のことを、適切な言葉で表現できるのです。
この言葉を使用する際には、言葉の使い方に注意しましょう。
この「絶対的記載事項」とは、定款という書類の中での固有の呼び名と考えた方がよいでしょう。
一般的に記載すべき項目は、「必須事項」などのほうが分かりやすい表現になるのです。
汎用的な使い方ができる言葉として「絶対的記載事項」を日常会話で使用してはいけないのです。
「絶対的記載事項」を使った例文
「絶対的記載事項」を使った例文を挙げます。
・『絶対的記載事項は必ず記載してください』
・『絶対的記載事項に漏れがあると、定款自体が無効になります』
・『絶対的記載事項に対して、相対的記載事項という項目も存在します』
「絶対的記載事項」の類語と敬語での言いかえ
「絶対的記載事項」の類語と敬語を解説していきます。
「絶対的記載事項」の類似表現
「絶対的記載事項」の類似表現には、「相対的記載事項」があります。
これは、定款の中での扱いの違いがありますが、同じような場所で使われる言葉だと言えるのです。
「絶対的記載事項」の敬語表現
「絶対的記載事項」を単独で敬語表現にすることはありません。
これを敬語にする場合は、組み合わせる言葉で実現するのです。
たとえば「絶対的記載事項でございます」とすれば、丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「絶対的記載事項」は、定款における必須の記載事項を意味する言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。