「お気をつけてお帰り下さい」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お気をつけてお帰り下さい」とは? ビジネス用語【一語】

みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「お気をつけてお帰り下さい」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。

「お気をつけてお帰り下さい」とは?

「お気をつけて」は、相手に体調不良や怪我のないように注意を促すことを、丁寧な言い方で伝えた言葉です。

「お帰り下さい」は、訪問してくれた相手に対して、帰りの準備と出発の際にかける言葉で、帰路をねぎらう言い方です。

つまり、「お気をつけてお帰り下さい」とは、相手が安全に帰路につけることを思いやる言葉です。

「お気をつけてお帰り下さい」の使い方や注意点

例えば、相手が大切な会議のために訪問してくれる場面がよくありますが、会議が終了し相手が帰路につく際にかける言葉が「お気をつけてお帰り下さい」になります。

相手が安全に帰宅できるよう、思いやりを込めた言葉であることが分かります。

使い方としては、労いの言葉を添える場合も多く、「本日はお疲れ様でした」や、「本日は遠いところありがとうございました」などが用いられます。

この言葉を使う上での注意点としては、「下さい」の表記方法が挙げられます。

「下さい」は、相手に何かをもらうことを丁寧に伝える言い方です。

例えば「コーヒーを下さい」といった場面で使います。

ですから、「お帰り」「下さい」は間違った使い方であると言えます。

正しくは、「お帰りください」になります。

相手に直接伝える際は、どちらも同じ語感のため問題ありませんが、メッセージなどで伝える際には注意しましょう。


「お気をつけてお帰り下さい」の言い換え

・『お帰りの際は、どうぞお気をつけてくださいませ』
・『お帰りの際は、どうぞ十分にご注意ください』
・『どうぞお気をつけてお帰りくださいませ』
・『道中お気をつけてお帰りくださいませ』
・『道中お気をつけて』
・『ご無事でお帰りください』
・『お気をつけてお戻りくださいませ』
・『お気をつけてお戻りになってください』
帰り道で相手に事故や怪我などが無いように注意を促し、無事に会社や自宅に戻れるように願う言葉と言えます。

直接伝える場面が多いものですが、文語体としても活用できます。

まとめ

いかがでしたか。

「お気をつけてお帰り下さい」は、相手が訪問してくれた状況で、帰りの場面で声をかける際のフレーズです。

相手が出かけてきた距離に関係なく、「相手がこちらに来てくれたことを労う言葉」として、「ご足労」があります。

この言葉とセットにして、「本日はご足労いただきありがとうございました。

お気をつけてお帰りください」
と伝えると、敬意と感謝を込めた挨拶として表現することができるでしょう。