「ご交誼にあずかり」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご交誼にあずかり」とは? ビジネス用語【一語】

「ご交誼にあずかり」という表現法についての解説です。

「ご交誼にあずかり」とは?意味

「ご交誼にあずかり」は、自分と対等である人物が、自分に対して浸しい付き合いをするという意味です。

このワードのポイントは、「交誼」という部分にあり、「厚誼」ではない点です。

「厚誼」の場合、こちらは、目上の人が自分と言う存在に対して、対等に扱い、浸しくしてくれることを意味するので、「交誼」の場合は、自分と対等であるか自分よりも下の人物に対して使用します。

「ご交誼にあずかり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご交誼にあずかり」は、ビジネスの世界では、自分と対等であると思われるビジネスマンが自分と言う存在と親しくしてくれたという事実を述べるために使用します。

なので、この言葉だけであれば、事実において、自分と対等にあるビジネスマンが親しくしてくれたというだけで、親しくしてくれたからどうであるかという部分が重要なポイントとなるのです。

よって、注意すべく点は、親しくしたからどうであるかを説明する際、相手側に対して失礼の無いように親しくしてくれたからどうであるかを述べるのが妥当です。


「ご交誼にあずかり」を使った例文

・『ご交誼にあずかり大変参考になるお話を聞けました』
・『お忙しい中、ご交誼にあずかりありがとうございました』

「ご交誼にあずかり」の返答や返信例

「ご交誼にあずかり」についての返事は、親しくしてくれたからどうであるかという問いに対して返事をします。

なので、忙しいにもかかわらず、お付き合いをしてくれて、かつ会社の参考になるような話をして貰ったということについて、相手がその問いに答えるのであれば、「こちらもあなたからわが社の参考になるような話を聞き出せました」と言えば、お付き合いをして親しくした行為は正解だったと相手に印象付けることができるのです。

むろん、「親しくするつもりはありませんでしたが仕方なく」というような返事を返しても一応、お付き合いをしてくれたことに対する答えになるので、何も、「ご交誼にあずかり」についての返事は前向きである必要性はありません。

まとめ

「ご交誼にあずかり」は、簡単に言えば、お付き合いをして親しくしてくれたという事実を意味します。

よって、この言葉だけであれば、ビジネスの世界では、単に仲良くしてくれたというだけで、それがどうしたとなるのです。

よって、それがどうしたとならないように仲良くしてくれたことについてお礼を述べたり、仲良くしてくれたうえで、会社の助けまでしてくれたことにお礼を言ったりと様々なことを「ご交誼にあずかり」以降に感謝を伝える言葉と合わせて述べるのです。

そうすれば、だから何だとならないので、この言葉は、相手に対して仲良くしてくれたことのお礼のテンプレートだとみてよいでしょう。