「お手元」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「お手元」とは?
これは、手に近い位置のことを示した言葉です。
ここでは接頭語の「お」を使っています。
このことから、「手元」が相手に「手元」を指していると分かるのです。
自分の「手元」に対して、接頭語を使うようなことはないのです。
また、「手元」は「手の知覚」や「手に近い位置」との意味を持ちます。
つまり、手がすぐに届くような近い範囲のことを、「手元」と表現できるのです。
たとえば、「お手元にある資料をご覧ください」のように使用されます。
これらのことから、この言葉が手に近い位置のことを示したものであると分かるのです。
「お手元」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある研修で講師を担当したとします。
そして、参加者の机の上には、資料を配布していたのです。
このような状況で、「早速ですが、皆さまのお手元に資料をお配りしました」と言うとよいでしょう。
これによって、手が届く位置に資料を配ったと、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「お手元」の表現方法に注意するべきです。
これは「手が届く範囲」や「手の近く」などに言い換えできます。
また、接頭語を使わずに「手元」と表現する手段もあるのです。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶようにするとよいでしょう。
「お手元」を使った例文
ここではいくつかの例文を挙げています。
このように、前後に言葉を付け加える事によって、自然で分かりやすい表現にできるのです。
・『それでは、お手元の資料をご覧くださいませ』
・『もしよろしければ、お手元の資料に目を通してください』
・『アンケートは、お手元に配った書類にご記入ください』
「お手元」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「お手元」の類似表現
これの類似表現として、「お手の届く範囲」が挙げられます。
「お手元」と「お手の届く範囲」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「お手元」の敬語表現
これを単独で敬語にする事はできません。
これを敬語にする場合には、他の言葉を組み合わせて敬語表現にするのです。
たとえば、「お手元をご覧ください」とすれば、尊敬語の「ご覧ください」を組み合わせた敬語表現の形にできるのです。
まとめ
このように、手に近い位置のことを示すような状況で、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使える言葉になっていますので、しっかりおぼえて活用することをおすすめします。