「どちらがよろしいでしょうか」という表現法についての解説です。
「どちらがよろしいでしょうか」とは?意味
上記は、AとBというものがあり、どっちが良いかということを尋ねる言い回しで、尋ね方が丁寧な表現になります。
よって、この言い回しは選択肢というものがあり、通常は2つ以上の選択肢があり、いずれか一つを選択してほしいというときに使用する言い回しです。
この言い回しの利点は、相手に確認を込めていずれかを選んでもらう点にあり、相手の意見をその場で確認できる点にあります。
そのうえで、相手側が、どちらも選ばないという事態においても回答権が相手側にあるので、相手側も両方ともいらないと言い切ることが可能です。
「どちらがよろしいでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「どちらがよろしいでしょうか」は、ビジネスでは、AとBという具合に選択肢がある場合、いずれかを選んでもらうために使用します。
そのうえで、この言葉の注意点については、目上の人も実はこの言葉を使いがちで目上の人がこの言葉を使用した場合、どう返すかが重要になる点です。
目上の人が使った場合、回答者側は、こちらがよろしいかと存じますという具合に返事をするなど、実は、目上の人がこの丁寧な表現を使用した場合、回答者側は有無を言わず丁寧な応対をする必要があります。
「どちらがよろしいでしょうか」を使った例文
・『A案とB案のどちらがよろしいでしょうか』
「どちらがよろしいでしょうか」の返答や返信例
「どちらがよろしいでしょうか」の返事は、目上の人であれば偉そうに回答することが可能で、AとBの選択が可能というのであれば、「A案が良い」とか、「B案が良い」が回答になり、「両方ともダメだ」と答えることも可能です。
なお、両方ともダメだといった場合、改善案や打開案というものを必要だということで両方ともダメだったけど改良するか、別の策を講じればよいという回答をすることも立場が上の人物であれば可能でしょう。
まとめ
「どちらがよろしいでしょうか」は、いわば、AとBという選択肢があり、いずれかを選んでほしいということを表現する丁寧な言葉です。
なので、目上の人が「どちらがよろしいでしょうか」と話を切り出せば、当然回答者側は目上の人に対して回答するのですから、敬語を話す必要性が生まれます。
逆に、回答者が目上の人の場合、偉そうにふるまうことが許されるので「どちらがよろしいでしょうか」は、ビジネスでは立場によって回答時の言葉遣いも変化するわけです。
特にお客さんなんかは、回答者である場合、敬語を使用してもいいですし、使用せずともよいので自由に言葉遣いを選べる利点があります。
よって、この言葉は利点においては、相手を選んで回答権を渡すことができ、回答権を渡された側は自分の立場で回答が可能という点です。