「ご確認させていただければと思います」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご確認させていただければと思います」とは? ビジネス用語【一語】

「ご確認させていただければと思います」という言い回しについての解説です。

「ご確認させていただければと思います」とは?意味

「ご確認させていただければと思います」は、たられば系の敬語で、確実にそれを実行できるかどうかは、たらればの言葉を向けられている人物側にあるという前置きをしている敬語になります。

ちなみに、意味については、確認ができればと思いますというのがこの言葉の意味で、確認ができるかどうかは、この言葉を向けた人物次第ですという意味になります。

よって、かなり失礼な敬語表現で、言い切りでお願いをするというのではなく、相手側が意思を示すことでそれを実現するという言い方がこの言い方です。

「ご確認させていただければと思います」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご確認させていただければと思います」は、ビジネスでは、相手側に選択権をすべて与え、確認をする権利が欲しいという使い方をします。

なので、注意点は、この言葉、実は、選択権が相手にあるわけですから、相手が嫌だといえばそれで話が終わります。

よって、確認作業はできなくなるのです。

しかも、選択権を相手にゆだねているということは、相手はいわば、自分でそれを選ぶわけですから、強制される必要性がない、物事を確認するのだという認識になるので、任意で確認をするのだという認識を示すのです。

よって、任意で確認を必要とする場合以外はこの言葉は使用してはなりません。

強制の場合、「ご確認いたします」と言い切るのが良いでしょう。


「ご確認させていただければと思います」を使った例文

・『部長、今朝の書類に誤りがあり、ご確認させていただければと思います』

「ご確認させていただければと思います」の返答や返信例

「ご確認させていただければと思います」は、別に絶対に確認が必要であるというものではないことを意味するので、この言葉の対象者は、別に確認について「お断りします」と返事をしても構いません。

ですが、確認をさせてあげるという立場で接するのも可能なので、「わかりました」と言って家訓をさせてあげるのもよいでしょう。

まとめ

「ご確認させていただければと思います」は、いわば、大したことが無いことなんですが、一応確認をしたほうが良いだろうという場合に使用する表現法で、相手側は絶対に確認について従わないといけないというわけではないです。

これを絶対の確認事項だとするのであれば、「確認いたします」として、確認することは絶対だとして、拒否権を与えない方向にもっていくことが重要になります。

いただければは、絶対であるという絶対性がないので相手が拒否したら終わりだと認識しましょう。