「専心して参る」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「専心して参る」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「専心して参る」について解説をします。

「専心して参る」とは?意味

もっぱらそのことだけに集中をして取り組んでいくという意味です。

「専心」には、一つのことだけに心を傾ける、一つの事柄に集中するという意味があります。

「専」は、もっぱら、そのことだけをする、「心」は、こころ、大事な部分という意味を持つ漢字です。

「して」「し」は、動作や行為を行うという意味の「する」です。

「専心」は名詞なので、それを行うという意味にするには、その後に動詞をつなげます。

「参る」「行く」の丁寧語、謙譲語です。

「行く」には数多くの意味があるのですが、この場合は物事をするという意味で用いています。

「専心して参る」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、ある一つのことに集中して取り組む気持ちを話し手が持っていることを表すために用いる言葉です。

たとえば、ある研究をしていたとします。

研究のことだけに心を集中させて取り組む、他のことに目移りすることはない、そういった気持ちを表す際に「専心して参る」のような表現を用います。

研究以外にも、学会に出席をしたり、講演会をしたり、本を書いたりなど、いろいろと仕事はあることでしょう。

しかし、そういったものはできるだけ断って、研究ということだけに心を傾けたい。

その気持ちこのような言葉で表現できます。

会話の中では「参る」で言葉を切るのではなく、「参る所存です」「参ります」などの表現をします。

相手を敬う表現をしているので、目上の人に対して述べるものです。

敬意を表しているので、失礼にはなりません。

こういった言葉を述べたならば、一つのことだけに集中して何かに取り組む姿勢を見せなければなりません。

行動がともなう必要があるのです。


「専心して参る」を使った例文

・『○○に専心して参るつもりです』

「専心して参る」の返答や返信例

ある事柄だけに心を集中させるつもりがあるようなので、それを応援してあげるとよいでしょう。

一つのことだけに集中するのは、なかなかできるものではありません。

そのことだけに一生懸命取り組みたい気持ちがあるようなので、その気持ちを応援してあげます。

一つのことだけに集中して取り組んでいれば、大きな成果を出す可能性があります。

それについて「期待しています」と声をかけてもよいでしょう。

期待されていると思うと、やる気が高まる人もいます。

まとめ

この言葉は、一つのことだけに集中するさまを意味しています。

一つのことに黙々と取り組んでいれば、大きな成果を出せることが期待できます。

他のことに気を取られることなく、その物事に一生懸命取り組んでみてください。