「ただ今参りました」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ただ今参りました」とは?
「ただ今参りました」は、たった今到着したような場面で使用できる言葉です。
「ただ今」とは、「まさに今」や「たった今」などの意味があります。
今は、この瞬間を表す言葉ですが、示す時間の範囲は曖昧なものです。
「今」というのが何分以内かという定義は存在しないのです。
そのため、「ただ今」と表現した場合は、より近い現在である様子を強調する表現になります。
また、「参りました」は「参る」に丁寧語の「ます」を加えたものです。
これが過去形になる事で「参りました」になっているのです。
また「参る」は「行く」や「来る」を意味する謙譲語です。
このように使用する場合は、文脈から「来る」の意味で使用されていると分かります。
つまり、「ただいま参りました」とは、「ただいまきました」と同じ意味で使用されていると言えるのです。
「ただ今参りました」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ただ今参りました」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、部長から呼び出されたとします。
話があるので、部長の席まで来てほしいという内容でした。
このような場合には、「お呼び出し応じて、ただ今参りました」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の元に立った今来た事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「参りました」の使い方に注意しましょう。
これは、「行く」や「来る」と意味する謙譲語です。
文脈や使い方によって、その意味が変化するのです。
これには一定の傾向があります。
過去形の場合は「来る」の意味が多く、未来に向かった行動の場合は「行く」の意味で使用される事が多いのです。
文脈に合わせて、上手に使用するとよいでしょう。
「ただ今参りました」を使った例文
「ただ今参りました」を使った例文を挙げます。
例文のように、言葉を少し付け加える事で、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『ご指示に従い、ただ今参りました』
・『ご命令通りに、ただ今参りました』
・『お呼び出しに応じて、ただ今参りました』
「ただ今参りました」の類語と敬語での言いかえ
「ただ今参りました」の類語と敬語を解説していきます。
「ただ今参りました」の類似表現
「ただ今参りました」の類似表現には、「ただ今来ました」があります。
「参りました」と「来ました」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「ただ今参りました」の敬語表現
「ただ今参りました」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「ただ今参上しました」に言いかえできます。
まとめ
このように「ただ今参りました」は、たった今到着したような場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
