「行きます」と「伺います」の違いとは?使い方や例文など分かりやすく解釈

「行きます」と「伺います」の違い ビジネス用語【二語】

この記事では、「行きます」「伺います」の違いを分かりやすく説明していきます。

「行きます」とは?

「行きます」「いきます」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「自分から移動して目的地へ向かうの丁寧な表現」という意味で、自分を基準に移動していくことです。

2つ目は「訪ねる・訪問することの丁寧な表現」という意味で、下でしょうかいする「伺います」と同じ意味です。

3つ目は「あることを実行することの丁寧な表現」という意味で、これからやるという意思表示の言葉です。

4つ目は「状況が進んでいることの丁寧な表現」という意味で、ものごとの流れを表す言葉です。

「行きます」の使い方

「行きます」「自分から移動して目的地へ向かうの丁寧な表現」「訪ねる・訪問することの丁寧な表現」「あることを実行することの丁寧な表現」「状況が進んでいることの丁寧な表現」という意味で使われます。

動詞として「行きます・行きました」「行きません」と使われます。

基本的に、自分が移動して目的地へ向かうことの丁寧な表現や、「訪ねる・訪問する」ことの丁寧な表現ですが、ビジネス用語としては単なる丁寧語で、目上の人に使うのにはふさわしくありません。


「伺います」とは?

「伺います」「うかがいます」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「聞く」の謙譲語として「拝聴する」「お聞きする」という意味で、目上の人の意見や話などを自分が聞くことのヘリくだった表現です。

2つ目は「尋ねる」「問う」の謙譲語という意味で、目上の人に対して質問することのへりくだった表現です。

3つ目は「訪れる」「訪問する」の謙譲語で、目上の人の所へ自分が訪ねて行ったり、目上の人に対して自分がこれから向かって行くことのへりくだった表現です。

上記に共通するのは「目上の人に向かって行く」という意味です。

「伺います」の使い方

「伺います」「聞く」の謙譲語、「尋ねる」「問う」の謙譲語、「訪れる」「訪問する」の謙譲語という意味で使われます。

動詞として「伺います・伺いました」と使われます。

基本的に、目上の人に対して自分が聞くこと、尋ねること、訪問することの謙譲語として使われる言葉です。

「行きます」と「伺います」の違い

「行きます」「自分が移動して目的地へ向かうことの丁寧な表現」「訪ねる・訪問することの丁寧な表現」という意味です。

「伺います」「目上の人に対して自分が聞くこと、尋ねること、訪問することの謙譲語」という意味です。

「行きます」の例文

・『これから銀行へ行きます』
・『私の方からそちらへ行きます』
・『今後はこのやり方で行きます』
・『これなら私も納得が行きます』

「伺います」の例文

・『よろしければご用件を伺います』
・『この件について幾つか伺います』
・『本日中にこちらから伺います』
・『これからそちらまで伺います』

まとめ

今回は「行きます」「伺います」について紹介しました。

「行きます」「単なる丁寧語」「伺います」「謙譲語」と覚えておきましょう。