「一足先に失礼します」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「一足先に失礼します」とは?
「一足先に失礼します」は、先にどこかに向かう場合に使用できる言葉です。
これは、どこかへの訪問でもよいですし、オフィスからの退社でもよいでしょう。
誰かよりも先に、その場を去る場面で、汎用的に使用できるのです。
「一足先に」は「ひとあしさきに」と読みます。
これは、少しだけ先にという意味で使用できます。
なぜならば、「一足」とは、「一歩」を示すからです。
「一歩分だけ先に失礼すること」を、「一足先に失礼します」と表現しているのです。
なお、「失礼」は「礼を失する」と書きます。
ここでは相手より先にいなくなる失礼を表現しているのです。
「一足先に失礼します」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「一足先に失礼します」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが会社を早退することになったとします。
通院のために、定時よりも少し早く退社することにしたのです。
そのため、周囲の方達に声を掛ける事にしました。
このような場合には、「申し訳ございませんが、一足先に失礼します」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手より先にその場を退出することを、上手に伝達する事が出来るのです。
この言葉を使用する際には、「失礼します」の使い方に注意しましょう。
これは丁寧語になっています。
しかし、相手に敬意を示す形にはなっていないのです。
相手に敬意を示す場合には、「失礼いたします」にするとよいでしょう。
これにより、謙譲語を使用した表現に言い換えできるのです。
「一足先に失礼します」を使った例文
「一足先に失礼します」を使った例文を挙げます。
例文のように、そのままでも使用できますし、恐縮の言葉を先に述べてアレンジしてもよいでしょう。
・『一足先に失礼します』
・『申し訳ございませんが、一足先に失礼します』
・『大変恐縮ではございますが、一足先に失礼します』
「一足先に失礼します」の類語と敬語での言いかえ
「一足先に失礼します」の類語と敬語を解説していきます。
「一足先に失礼します」の類似表現
「一足先に失礼します」の類似表現には、「お先に失礼します」があります。
「一足先に」と「お先に」は、類似の表現だと言えます。
しかし、言い換えた場合には「少しだけ」とのニュアンスが無くなるので、注意して使用しましょう。
「一足先に失礼します」の敬語表現
「一足先に失礼します」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「一足先に失礼いたします」に言いかえできます。
まとめ
このように「一足先に失礼します」は、相手より先にその場を退出する場面で、使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。