「一役買う」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「一役買う」とは?
「一役買う」は、「ひとつの役割を自ら引き受ける」や「ひとつの役目を進んで担う」などの意味で使用される言葉です。
「一役」とは、「ひとつの役目」のことを意味します。
そのような役目を積極的に引き受けることを、「買う」という言葉で表現しているのです。
これは、何かの実現に際して、部分的な役割を担う様子を表します。
そのような役割を自分から引き受けることを示して「一役買う」と表現できるのです。
「一役買う」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「一役買う」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あるスタートアップ起業に注目していたとします。
その企業が、出資を募っていたのです。
そしてあなたは、自分達の会社でも、その企業に出資するべきだと考えました。
それに見合うだけに、十分有望な企業だったのです。
このような場合には、「当社でも一役買うことにしましょう」と述べるとよいでしょう。
これにより、実現するための役割を担う様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「一役買う」の使い方に注意しましょう。
これは「一翼を担う」などの類似表現があります。
ただし、この二つは似ているようで使い方の違う言葉です。
「一役買う」のほうが、負担を許容するようなニュアンスが強いのです。
微妙なニュアンスの違いに注意して、適切に使い分ける必要があるのです。
「一役買う」を使った例文
「一役買う」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を加えることで、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『私たちも、結果的に一役買うことになりました』
・『当社でも、そろそろ一役買うことになりそうです』
・『私も流石に、一役買うことにしましょう』
「一役買う」の類語と敬語での言いかえ
それでは「一役買う」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「一役買う」の類似表現
「一役買う」の類似表現には、「一枚かむ」があります。
「一役買う」と「一枚かむ」は、同じような意味合いで使用できる、類似の言葉だと言えるのです。
「一役買う」の敬語表現
「一役買う」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「一役お買いになる」のように言いかえできます。
この場合は、動作の主体の相手に敬意を示す言葉になりますので、注意するとよいでしょう。
まとめ
このように「一役買う」は、何かの役目の一部を引き受ける場合に、使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。