この記事では「面接をお願いしたく存じます」について解説をします。
「面接をお願いしたく存じます」とは?意味
面接をして欲しい、面接をしてもらえますか、という意味です。
「面接」は人と直接会うことを意味します。
特に、応募者や対象者と会って、アドバイスや質問をすることをいいます。
「お願い」は「願い」の謙譲語、美化語です。
それが実現することを求めるという意味になります。
「たく」は話し手の希望を表す語です。
「存じます」は、「思う」「考える」の謙譲語の「存ずる」に、敬意を表す「ます」をつなげています。
思ったり、考えたりしているのは話し手です。
「面接をお願いしたく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側が面接をして欲しいときに用いるものです。
面接は直接人と会うことで、特に応募者や対象者と会って、アドバイスや質問をすることをいいます。
企業の採用試験で直接面接官と会うことも、上司と直接会って助言を求めることも面接です。
採用試験の際は、応募者側から面接をお願いするのではなく、書類選考を通ったら面接をしますという場合が少なくないので、このような言葉を用いることはあまりありません。
上司と直接会って話をしたい場合は「面接」ではなく「面談」という言葉を使う方が一般的です。
相手を敬う表現にすると「ご面談」となります。
「お願いしたく存じます」は丁寧な表現です。
「面接をしてください」と「ください」を使った表現よりも、柔らかく伝えることができます。
他にも「お願いできますか」「~をしていただけますか」などの表現もできます。
「面接をお願いしたく存じます」を使った例文
・『○○日に面接をお願いしたく存じます』
「面接をお願いしたく存じます」の返答や返信例
面接をすることができるのであれば、可能ですという意を伝えます。
いつごろ可能であるかも伝えましょう。
相手が日程を指定してきているなら、その日で可能であるかを伝えます。
指定をしてきていない場合は、こちらから日程を提示します。
無理な場合は断るのですが、その際に相手を傷つけないように配慮が必要です。
「申し訳ありませんが」など一言添えると、相手が受ける衝撃が和らぎます。
曖昧な表現では、どうしていいのか相手は困るので、はっきりと意思を示してください。
数分でもよいという場合なら、できるだけ時間を作ってあげるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、聞き手との面接を希望している場合に用います。
人と会って直接話をすることは「面談」ともいうので、場合によっては他の言葉で表現をしてみましょう。
お願いの仕方にはいろいろあるので、伝え方に工夫をしてみてください。