「残念でなりません」についての解説です。
「残念でなりません」とは?意味
「残念でなりません」とは、残念であることを意味します。
なりませんという表現が、残念ではないのでは?という声がありますが、なりません、という言葉はそのようなことにならないと成り立ちませんという意味になるため、この言葉はいわば、残念であるという状態にならないと成り立たないという意味です。
「残念でなりません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「残念でなりません」は、実は、そのような結果になることが当然であるという意味になり、うすうす、そのような結果になるとわかっていた場合に使用しますので、実は失礼な言葉になります。
よって、この言葉はあくまで相手を気遣うのですが実は結果については残念な結果になるとわかりきっていた場合使用するのが使い方としては正しいですが、とても失礼なので使用しないほうが良いです。
「残念でなりません」を使った例文
・『自分は、司法試験に合格できなかったことについては残念でなりません』
この例は、自分と述べる人物が司法試験に受からなかったことについて残念に思うという例です。
ただ、この言葉はうすうす不合格だとわかっていたというイメージになるので、このケースの場合、自分から不合格だとわかっていたように述べているがゆえ、失礼には当たりません。
逆に、「○○さんが司法試験を受け不合格であることが残念でなりません」であれば、話は分かり、○○という人物は不合格だろうとわかっていたことになるのです。
「残念でなりません」の返答や返信例
「残念でなりません」への返答は、自分のことであれば、第3者は「次、頑張ればよい」と返答することが可能ですが、第三者の惨状を見て「残念でなりません」というと、「ケンカを売っているのか」という返答を第3者は返答できます。
これは、第3者の惨状を見て意見した者の日頃の信用が悪いと相手はけんかを売っていると判断するわけです。
まとめ
「残念でなりません」は、肯定と否定をしている文章なので、解釈によっては、うすうす仕方がないことであると認識をしています。
なので、この言葉は、相手の方を思って述べた場合、うすうすわかってたけど残念であるということになるので後に続ける言葉を選ぶ必要があります。
そうしないと第3者の無残な惨状を見て「残念で仕方ありません」と言えば、けんかを売っていると判断されてしまうのです。
特にビジネスにおいては、相手のことを馬鹿にしている言葉だととらえられた場合、今度自分が失敗をしでかすと相手側からもっとストレートな言葉が返ってくることも考えられますので、この言葉はできるだけ使用しないほうが良いでしょう。
あえて、相手のことを心配して無念に思うのであれば、「結果については、残念に思います」とだけ言えばよいでしょう。
このように言っておけば、結果にのみ無念だと述べているので、うすうすわかっていたという言葉が薄まり、相手を馬鹿にしていると取られることはないはずです。