「いつも拝見しております」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「いつも拝見しております」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、ビジネスシーンでも使われることの多い表現の「いつも拝見しております」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。

「いつも拝見しております」とは?意味

「いつも拝見しております」の読みは「いつもはいけんしております」で、「いつも見ている」ことを意味する丁寧な敬語表現です。

「いつも拝見しております」を言葉毎に分解して、少し詳しく説明します。

まず「いつも」は言うまでもなく「普段」を意味する言葉です。

次の「拝見しております」「見る」の謙譲語である「拝見する」の連用形の「拝見し」に継続を意味する接続助詞の「で」が付けらた「拝見して」に、さらに「いる」の謙譲語Ⅱ(丁寧語表現)である「おる」と丁寧語の「ます」が付けられた構成です。

従って、「いつも拝見しております」「いつも見ています」を意味する丁寧な敬語表現となるのです。

ちなみに、「拝見する」「拝」「頭を下げて敬礼することや、おがむこと」の意味を持つ漢字で、これが「見る」に付けられることで、謙譲語となっているのです。

「拝見」と同様に「拝」が付くことで謙譲語となっている言葉には、他に「拝聴」「拝観」等が挙げられます。

「いつも拝見しております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「いつも拝見しております」との言葉は、目上の人の姿や著作物を「継続して見ています」との意味で使われます。

具体的には、その人が雑誌等に記事を定期的に執筆しておられ、それを「継続して見ています」と言う意味で使われます。

また目上の方が、著名は芸能人や文化人や学者で、テレビ番組にしばしば出演されており、そうした番組を「普段からよく見ています」と言った意味で使われます。

この「いつも拝見しております」との表現は、「おる」が古風な印象を与える言葉で、使いづらいと思う場合は、「いつも拝見しています」と言い換えて使っても問題はありません。

若干敬意は低くなりますが、それでも謙譲語+丁寧語の構成の敬語表現なので、同じ様に目上の人に使える表現です。


「いつも拝見しております」を使った例文

・『先生が執筆されている書籍はいつも拝見しております』
・『先生が解説者として出演されている情報番組は、いつも拝見しています』
・『大好きなあの演出家が演出したテレビドラマは、いつも拝見しております』

「いつも拝見しております」の類語や言い換え

「いつも拝見しております」は、敬意は少し低くなりますが、先に記した「いつも拝見しています」「いつも拝見してます」等と言い換えることが出来ます。

まとめ

「いつも拝見しております」とは、「いつも見ている」ことを意味する丁寧な敬語表現です。