「おかえりなさい」を解説していきます。
使っていいのか迷う表現を、正しく学びましょう。
「おかえりなさい」とは?
「おかえりなさい」は外から戻ってきた、同僚や部下をねぎらう言い回しです。
デスクワークなど内勤をしていた人たちが、外回りをしていた営業担当者に声をかける言い方です。
アットホームな職場では、よく飛び交っているフレーズです。
「おかえりなさい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「おかえりなさい」は、外出から戻ったスタッフを労う言い方です。
「ただいま戻りました」の返答文になります。
無言で出迎えるよりも数倍感じが良いので、覚えておいて損はありません。
ただ「おかえりなさい」は、注意が必要なこともあります。
もともと「おかえりなさい」は家庭でも用いられる、親しい人同士の表現です。
そのため社長や部長など目上の方に対しては、ふさわしくないこともあります。
他の言い回しも覚えておくと、失礼のない敬語におさまります。
「おかえりなさい」を使った例文
・『おかえりなさい。外は暑そうですね』
・『おかえりなさい。大阪はどうでしたか』
・『おかえりなさい。外出中に、お電話がありました』
「おかえりなさい」の類語や敬語での言いかえ
「おかえりなさい」の言いかえに「おかえりなさいませ」があります。
「おかえりなさいませ」は「おかえりなさい」より、丁寧な表現です。
秘書の仕事をしていて、上役を出迎えるときに使えます。
ただ人によっては執事のように畏まって聞こえてしまうため、場を選んで用いていきたいです。
「おかえりなさい」の類似表現
「おかえりなさい」と良く似た言い方に「いってらっしゃい」があります。
「おかえりなさい」のペアの言葉で、外回りや出張に行くスタッフを見送る表現です。
「おかえりなさい」の敬語表現
さらに丁寧な言い方として「おつかれ様でした」があります。
「ご苦労様でした」が目上の方に使えないのに対して「お疲れ様でした」は誰に対しても適用できます。
自分の代わりに会合に出席してくれた場合などは「お疲れ様でした。
本日は本当にありがとうございました」といいます。
さらに丁寧な「お疲れ様でございました」もありますが、あまり不自然に聞こえない表現を選んでいくと良いでしょう。
自然な会話をしていきましょう。
「おかえりなさい」の返答や返信例
このシチュエーションでは、会社に戻ってきたシーンです。
そのため「ただいま戻りました」や「ただいま帰りました」と挨拶するのが、オーソドックスなパターンです。
よく使われるので、頭に入れておきましょう。
まとめ
「おかえりなさい」の意味と使い方を学びました。
この表現は外回りから戻った同僚や先輩を迎える言い回しです。
さらに丁寧な表現も学んでおき、社内のコミュニケーションの活性化に役立ててください。
