この記事では「着払いにてご返送くださるようお願い申し上げます」について解説をします。
「着払いにてご返送くださるようお願い申し上げます」とは?意味
配送の料金を受け取る側が支払う形で返送をしてください、という意味です。
「着払い」は、配達の料金などを、それを受け取る側が支払うことをいいます。
話し手のところに送る場合なら、話し手が支払いをすることになります。
「にて」は手段や方法を表す語です。
「ご返送」は「返送」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしています。
「返送」は、物を持ち主や送り主に送り返すことです。
「くださる」は「与える」「くれる」の尊敬語です。
「ご」をともなう漢語について、その動作をする人が恩恵を与える意を、恩恵を受ける側から敬いの意を表します。
「よう」は婉曲な命令の意を表す語です。
「お願い申し上げます」は何かをするように求める意です。
「申し上げます」は、「言う」の謙譲語の「申し上げる」と、敬意を表す「ます」をつなげています。
「着払いにてご返送くださるようお願い申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手に何かを送り返して欲しいときに使用をします。
宅配便や郵便を利用するときには、料金を支払わなければなりません。
料金は、送り手側が支払うのか、受け取る側が支払うのか選ぶことができます。
この場合は着払いなので、受け取る側が支払いをします。
「着払いにてご返送ください」という言い方もできるのですが、「ください」と表現をすると押しつけているような印象を与えることがあります。
「くださるよう」とすると、「よう」が婉曲な命令の意なので、柔らかな印象になります。
「お願い申し上げます」は丁寧なお願いの仕方です。
発送のための手間を取らせるので、相手を気遣う言葉を添えてお願いするのが望ましいです。
「着払いにてご返送くださるようお願い申し上げます」を使った例文
・『お手数をおかけしますが、着払いにてご返送くださるようお願い申し上げます』
「着払いにてご返送くださるようお願い申し上げます」の返答や返信例
返送してくださいと求められているので、求められているものを送り返しましょう。
支払い方法は着払いを選択してください。
宅配便を利用する場合、元払い用の伝票と着払い用の伝票があります。
着払いをするためには、着払い用の伝票を使わなければならないので、伝票を間違えないようにしてください。
まとめ
この言葉は、受け取る側が料金を支払う形で、相手に何かを送ってもらいたいときに使用をします。
丁寧なお願いの仕方で失礼にはなりません。
相手に手間をかけさせるので、丁寧にお願いをしましょう。