「言いづらいお願い」とは?ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「言いづらいお願い」とは?
はじめに「言いづらいお願い」の意味を解説していきます。
「言いづらい」は「言うのがつらい」の意味ですから、「言いにくい」と同じ意味だといえます。
これは、相手に対しての遠慮だったり、申し訳ない気持ちが背景にあります。
この言葉はビジネスでも使用されます。
目上の人やお客様に対して、何かお願いする場合に、「言いづらいお願い」と表現するのです。
これにより、自分から何か頼むことが「言いづらい」と表現することがあります。
また、本当に依頼内容が「言いづらい」場合にも使用されます。
「言いづらいお願い」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「言いづらいお願い」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが部長と一緒に居酒屋に行ったとします。
その日は、部長の誘いで、かなり良いお店に行きました。
そして、最後のお会計の時に、自分の手持ちのお金が足りないことに気が付いたのです。
そのため、あなたは支払いを部長に代行してもらうように、相談することにしました。
このような場合には「言いづらいお願いで恐縮ですが、手持ちが足りず」と語尾を濁すのがよいでしょう。
そうすれば、部長は支払いを代行してくれるはずです。
運が良ければ、そのままおごってくれることでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、「言いづらい」を使うべきか否かで。
「言いづらいお願い」と先に述べることで得られるメリットは「自分が申し訳なく思う」ということを、先行して相手に伝えることです。
逆に考えれば、わざわざ「相手にとって嫌な内容の依頼」であることを予告しているというデメリットがあるとも言えるのです。
その双方を考えて、あえて述べるかどうかを判断するとよいでしょう。
「言いづらいお願い」を使った例文
ここでは「言いづらいお願い」を使った例文を挙げていきます。
例文のように語尾に「で」を付けると、自然な表現方法にしやすいでしょう。
他にも使用方法はあるので、色々と試してみることをおすすめします。
・『言いづらいお願いで大変恐縮ですが』
・『言いづらいお願いで申し訳ございませんが』
・『言いづらいお願いで忍びないのですが』
「言いづらいお願い」の類語や敬語での言いかえ
それでは「言いづらいお願い」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「言いづらいお願い」の類似表現
まず「言いづらいお願い」の類似表現について解説します。
「言いづらい」は「頼みづらい」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「言いづらいお願い」の敬語表現
つぎに「言いづらいお願い」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「申し上げにくいお願い」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「言いづらいお願い」という表現は、相手に何かを頼む場合に「前置き」として使用できる言葉です。
上手に使えば頼みにくいお願いをできるので、覚えておくとよいでしょう。