「口外しないでください」はビジネス用語としてどのような意味で使われているのでしょうか。
「口外しないでください」とは?意味
「口外しないでください」とは、「秘密にしてくれ」という意味で使われるビジネス用語です。
「口外しないでください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「口外」とは内緒にしておくべきことを他の場所で話すことを意味します。
ここで止めておくべき話を他に話してしまう、つまり「秘密を漏洩すること」を表しており「口外しないでください」はそのような秘密を漏らす行為をしないでくれと相手に頼む時に使う表現です。
「口外しないでください」と頼んでいる時点で守るべき秘密は相手に知られています。
相手を信頼して秘密を打ち明けている場合もあれば何かの手違いでうっかり秘密を知られてしまうこともありますが、いずれにせよすでに知られてしまった秘密を忘れさせることはできません。
守るためには相手に漏らさないような飲み込むしかなく「口外しないでください」という言葉でここ以外の他の場所で話さないように頼みます。
ビジネスの世界では秘密を守ることは信頼の証です。
仕事で知り得た機密や取引に関わる重要情報など、ビジネスは多くの秘密で成り立っていると言っても過言ではありません。
秘密を守れる人というのは信頼できる出来る人であり、ビジネスの対象としても安心できる証拠になります。
「口外しないでください」は相手の良心や良識に期待して秘密を守るようにお願いする言葉でありペナルティーなどで相手を縛る行為とは違います。
対価として秘密を守るような計算高い人ではなく信頼には信頼で返してくれる人に対して使われる言葉です。
「口外しないでください」を使った例文
・『工場見学で見たことは決して口外しないでください』
・『発表前の新製品に関する情報なので口外しないでください』
・『口外しないでくださいと念を押したのに約束を破ってバラされてしまった』
「口外しないでください」の類語や敬語での言いかえ
「口外しないでください」のような約束に関する表現はビジネス用語に色々あります。
使う相手や場面によってふさわしい表現が異なるので適切に使い分けてください。
「口外しないでください」の類似表現
・秘密厳守
「内容を秘密にして絶対に明かしてはいけない」という意味の言葉です。
機密情報が書かれた書類などに注意書きとして記載される言葉です。
・忘れてください
「事実を忘れてなかったものにしてくれ」という意味の言葉です。
事態の一切をなかったことにしたい時に使う表現です。
「口外しないでください」の敬語表現
・口外なさらないでください
「する」を尊敬語の「なさる」に置き換えることで敬語表現になります。
まとめ
「口外しないでください」は秘密に関わる場面でよく使われるビジネス用語です。
言葉を取り違えて秘密を漏らしてしまうとトラブルになるので正しい意味を理解しておきましょう。
