「固くご遠慮願います」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「固くご遠慮願います」とは?
「固くご遠慮願います」は、「確実に遠慮してほしい」との意味で使用される言葉です。
ここでは「固く」と表現することで、「確実に」や「絶対に」との意味を込めています。
また、「遠慮」とは「行動や発言を控えること」です。
これを相手に要求するために「願います」という言葉を使用しています。
これは「してくれ」や「してください」と同じような目的で使用できる言葉です。
「願います」とすることで、形式上は自分の願望を伝える言葉になります。
しかし、実際の目的としては、相手への要求のために使われるのです。
「固くご遠慮願います」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「固くご遠慮願います」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが講演会の司会を担当していたとします。
そして、講演会の参加者に、私語を控えるように、アナウンスすることにしたのです。
このような場合には、「講演中の私語は、固くご遠慮願います」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に対して丁寧な言葉で、絶対に遠慮するように要求できるのです。
この言葉を使用する場合には、「願います」の使い方に注意しましょう。
これは丁寧語であり、敬意を含むものではありません。
相手への敬意を示したい場合には「ください」などに言いかえて使用するとよいでしょう。
たとえば、「固くご遠慮ください」とすれば、尊敬語を使用した言葉にできるのです。
「固くご遠慮願います」を使った例文
「固くご遠慮願います」を使った例文を挙げます。
例文のように、遠慮してほしい事項を先に述べると、分かりやすい文章を作成できるはずです。
・『館内で私語は、固くご遠慮願います』
・『トイレでの喫煙は、固くご遠慮願います』
・『発熱時の入店は、固くご遠慮願います』
「固くご遠慮願います」の類語と敬語での言いかえ
「固くご遠慮願います」の類語と敬語を解説していきます。
「固くご遠慮願います」の類似表現
「固くご遠慮願います」の類似表現には、「確実にご遠慮願います」があります。
「固く」と「確実に」は、どちらも禁止を強調できる言葉ですの、類似表現だといえるでしょう。
「固くご遠慮願います」の敬語表現
「固くご遠慮願います」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「固くご遠慮くださいますよう、お願い申し上げます」に言いかえできます。
まとめ
このように「固くご遠慮願います」は、相手に確実に控えてほしい場面で、使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
