「あくまでもご参考程度に」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「あくまでもご参考程度に」とは? ビジネス用語【一語】

ビジネス用語の「あくまでもご参考程度に」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。

「あくまでもご参考程度に」とは?意味

「あくまでもご参考程度に」とは、「あまり重要視せず参考程度に留めておいてくれ」という意味で使われるビジネス表現です。

「あくまでもご参考程度に」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

意見や提案などをあまり重要視してもらいたくない時に使う表現で、骨子にするような重要な使い方ではなく参考にする程度の軽い扱いにとどめて欲しいという気持ちが込められています。

自分の考えが大切に扱われるのは嬉しいことですが、ビジネスの世界では重大な扱いを受けることがかえって不利益につながることもあります。

例えば裏付けも取らず思うままに話した内容などはちょっとしたアイデアのきっかけに使われるぐらいならともかく重要な事案の論理的支柱として使うには大問題です。

軽い気持ちで話したのに大きな責任を負わされてしまえば何かあった時に取り返しのつかない事態になりかねません。

そのようなケースで自身の責任を逃れるため軽い扱いを求める意味で使われる言葉が「あくまでもご参考程度に」です。

曖昧な部分を含む考えであっても補助や補足程度に使われる文には問題がありません。

あまり重大にとらえず付け足し程度の軽い扱いを求める意味で「あくまでもご参考程度に」という言葉が使われます。

「あくまでも」は徹底することを強調する時に使う言葉です。

「あくまでもご参考程度に」は参考程度にとどめておくことを後々まで徹底するよう強調する表現です。


「あくまでもご参考程度に」を使った例文

・『きちんと調べたわけではないのであくまでもご参考程度にお考えください』
・『取り急ぎ集めた資料なのであくまでもご参考程度にお使いください』
・『金額は概算なのであくまでもご参考程度にお願いします』

「あくまでもご参考程度に」の類語や敬語での言いかえ

あまり言い換えのパターンは多くありませんが使う相手や状況によりいくつかの言い方があります。

「あくまでもご参考程度に」の類似表現

・ご参考までに
「補足情報として使ってほしい」という意味で使う言葉です。

「あくまでもご参考程度に」と比べると相手に念押しする意味合いが軽くどのように扱うか相手に委ねています。

「あくまでもご参考程度に」の敬語表現

・あくまでもご参考程度にお考えいただければ幸いです
「参考程度に考えてくれれば嬉しい」という意味の丁寧な言い方です。

回りくどい言い方ですが目上の人に対する言葉遣いとしてふさわしい敬語表現です。

「あくまでもご参考程度に」の返答や返信例

・留意します
相手が忠告して来てくれているので了解し心に留めておく旨を伝えましょう。

まとめ

「あくまでもご参考程度に」は様々な場面で使われる言葉です。

意見や提案の扱いにかかわる重要な言葉なので正しい意味を知っておきましょう。