「お納めいただければ幸いです」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お納めいただければ幸いです」とは? ビジネス用語【一語】

「お納めいただければ幸いです」という言い回しについての解説です。

「お納めいただければ幸いです」とは?意味

「お納めいただければ幸いです」は、相手先がこちらが提出する何かを受け取る際に、受け取ってもらえることについてお礼を述べる前置きの言葉です。

この言葉は前置きなので、前置きで提出するものを相手が受け取らない場合も想定して前置き以降の口上を考える必要があります。

なお、この言葉で相手側が受け取ってほしいというものを受け取れば、再度お礼を述べ終えるという口上を述べ相手が受け取りを拒否した場合、拒否した理由などを聞いたりするのが良いでしょう。

「お納めいただければ幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「お納めいただければ幸いです」は、お願いベースで相手側に受け取るべきものを受け取ってほしいと伝える前口上として使用します。

そのうえで、相手側が受け取り拒否をした場合、対応を迫られますので対応する口上も考える必要があります。

例をあげますとビジネスで領収書の発生があり、相手に対して、「お納めいただければ幸いです」と領収書を相手に渡しても、領収書の受け取りを相手側が拒んだ場合どうするかということを考える必要が注意点になります。

ちなみに、領収書の受取りに関しては義務なので義務であると伝えれば一応難なく相手は応じるでしょう。

無論義務を相手が放棄すれば、こちらも取引自体を放棄できるので、ビジネスでは義務を果たすべきところは果たす必要があるのです。


「お納めいただければ幸いです」を使った例文

・『こちらの領収書をお納めいただければ幸いです』
・『お詫びの品物になりますが、お納めいただければ幸いです』

「お納めいただければ幸いです」の返答や返信例

「お納めいただければ幸いです」についての返事は、受け取りについてどう返事をするかというのが返事です。

なので、受け取りを拒否したうえで、拒否した理由を述べるというのも答えですし、受け取って一言述べるというのも答えです。

例をあげますと、請求書の受け取りにおいて「お納めいただければ幸いです」と相手が言えば、受け取り手は、「確かに受け取りました」と言えば答えになり、受け取りを拒否するというのも答えで、拒否をしたうえで、「あいにく持ち合わせがなく、支払いに応じることができ間ません」という答えを返すことも一応可能です。

ただ、ビジネスで、相手に対して、料金を支払わないというのは失礼以前の問題で企業の信用にかかわりますので、受け取るように促されれば、受け取るのが礼儀です。

まとめ

「お納めいただければ幸いです」については、なぜ受け取るかという部分が重要でして、例えば、仮見積書であれば見積もり拒否をしても問題はなく、本見積書を受け取れば相手に信用されます。

ですが、本見積と支払い領収書の受け取りを拒むとこれは、ビジネスが成り立たず、支払うものを払わないという意思を示すので、会社としてどうなのかという問題が生まれるのです。

よって、「お納めいただければ幸いです」は、命令ではなくお願いベースで受けとってほしいという望みを相手が伝えていますが、ビジネスにおいてはほぼ強制的に受け取りが発生するものもあると考えるとよいでしょう。

ちなみに領収書に関しては、相手側は必ずしも領収書を発行する必要は実はないんです。

ですが、領収書を発行しないと、商品などを頼んだ側も、そんな取引知らないと白を切ることが可能で、かつ料金を払わないでよいという報復が可能なので、企業というのは、領収書を発行して相手に受け取らせて初めてビジネスが成立したと言います。