「ご心配ありがとうございます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご心配ありがとうございます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご心配ありがとうございます」について解説をします。

「ご心配ありがとうございます」とは?意味

気にかけてくれたことに対して感謝を表す言葉です。

相手への配慮をありがたく感じていることを伝えるものです。

「ご心配」「心配」「ご」をつけて丁寧にした言葉で、気にかける、世話をするという意味があります。

自分が抱えている問題にあれこれ頭を悩ますことではなく、ここでは相手の世話をするという意味で使っています。

「ありがとうございます」は感謝の意を表す言葉です。

「ご心配ありがとうございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

体調不良になったり、災害の影響を受けたりして、他者が心配をしてくれたことに対して、感謝を伝えるために使用します。

「ありがとうございます」だけでも感謝の気持ちは伝わりますが、「ご心配」と前につけることで、何に対して感謝を示しているのかがわかりやすくなります。

相手はこちらのことを気にかけてくれていて、その後どうなったかも気になっているはずです。

体調不良を気にかけてくれたなら「おかげさまでよくなりました」など、今の状況を伝えるとよいでしょう。

無事であることを知ると相手は安心できます。

体調が完全に回復していなくても、ここが悪い、あそこが悪いなど、愚痴のようなことはいわないようにします。

災害の影響を受けた場合には、今どのような状況になっているのか、仕事に影響があるのかなどを伝えます。

発注などに影響が出る場合は、そのことも伝えておきます。

災害は人間の力ではどうすることもできないものですが、相手に迷惑をかけることになるので謝罪をします。


「ご心配ありがとうございます」を使った例文

・『ご心配ありがとうございます。おかげさまで体調はよくなりました』
・『ご心配ありがとございます。災害の影響はなく無事でした』

「ご心配ありがとうございます」の返答や返信例

感謝の気持ちとともに今の状況を伝えてきたなら、そのことに対して返事をするとよいでしょう。

たとえば、体調を心配して、相手が「体調が回復した」と伝えてきたのなら、喜ばしいことなのでその気持ちを伝えます。

どのような状態だったのかを根掘り葉掘り聞くことは控えます。

相手は大変なめにあっており、つらい状況におかれていたことでしょう。

つらいことを、詳しく聞くのは失礼です。

興味があっても、しつこく聞くことは控えます。

まとめ

体調不良になったり、災害の影響を受けたりなどしたとき、気にかけてくれる人が現れたなら、そのことに感謝を伝えます。

心遣いに対して感謝の気持ちを示すことは、人間関係を良好に保つために大切なことです。