「お引き取りいただきますようお願いいたします」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お引き取りいただきますようお願いいたします」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お引き取りいただきますようお願いいたします」について解説をします。

「お引き取りいただきますようお願いいたします」とは?意味

その場から去ってくださいといった意味です。

「お引き取り」「引き取る」「お」をつけて、相手に対して敬意を表す言い方にしたものです。

「引き取る」には、その場から去るという意味があります。

「お」は動詞の連用形について、そのしたに「いただく」を添えた形になると、相手にあることをしてもらうのをへりくだって言う意になります。

「いただき」「いただく」のことです。

「よう」は婉曲な命令の意を表します。

「お願い」「願い」の謙譲語・美化語で、それが実現することを求めるという意味です。

「いたします」は、自分の側を低めて表現することで、相手に対して敬意を示すものです。

「お引き取りいただきますようお願いいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、聞き手にその場所から去って欲しいときに使用をします。

聞き手を敬う表現をしており、主に客や取引先の人に対して使われます。

たとえば、身勝手なクレームをつけてくる客がいたとします。

この客が店で大騒ぎをしており、他の客の迷惑になっており、営業にも支障がでます。

店側としては、この客にでていってもらいたいです。

そのようなときに、この言葉を使用します。

「出ていけ」と表現することもできますが、いくら迷惑な客であっても、これでは失礼です。

強い態度のように受け取られて、トラブルに発展する心配もあります。

「お引き取りいただき~」とすると丁寧にお願いをしており、「出ていけ」よりは柔らかな印象になります。

納得してもらうためには、去って欲しい理由も述べることも大切です。


「お引き取りいただきますようお願いいたします」を使った例文

・『大変恐れ入りますが、お引き取りいただきますようお願いいたします』

「お引き取りいただきますようお願いいたします」の返答や返信例

その場から立ち去るように求められているので、できるだけ速やかに立ち去ることが望ましいです。

客の立場だった場合、なぜこのような扱いを受けなければならないのか納得できないかもしれませんが、何かしら理由があります。

迷惑な行為をしていなかったかよく考えてみましょう。

そして、迷惑がかかっていると思うなら、謝罪を述べることが望ましいです。

謝罪を述べなかったとしても、速やかにその場から立ち去るようにします。

まとめ

この言葉は、客などにその場から立ち去って欲しいときに使用をします。

強い態度にでるとトラブルの原因になる恐れがあるので、このような丁寧な言葉を使うように心がけましょう。