「お引き取りいたします」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お引き取りいたします」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お引き取りいたします」について解説をします。

「お引き取りいたします」とは?意味

自分のところに受け取るという意味です。

「お引き取り」「引き取る」「お」をつけて、聞き手を敬う表現にしたものです。

「引き取る」には、引き受けて手の届くところにおく、渡されたものを責任をもって受け取るという意味があります。

たとえば、売れ残った商品を責任もって自分のところで受け取ることなどをいいます。

「お」は動詞の連用形について、そのしたに「いたします」を添えた形になると、謙譲の意を表します。

自分の側を低めて表現することで、相手を敬うものです。

「いたし」「いたす」のことで、「する」の謙譲語です。

「ます」は敬意を表します。

「お引き取りいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、何かを話し手が受け取るときに使用をします。

引き取るのは話し手、何かを渡すのは聞き手です。

廃品回収の業者がこの言葉を使用していることがあります。

廃品回収車は、テレビ、パソコン、オートバイ、スピーカーなどを回収しています。

これらは決められた方法で処分しなければならないもので、受け取ったものを適当な場所に放置してはいけません。

つまり、客から受け取ったら、責任をもって扱わなければならないのです。

こういった手元に受け取って責任もって扱うようなことに、この言葉は使用します。

「引き取る」には、責任もってそのことを受け持ち世話をするという意味もあります。

たとえば、捨て猫の里親募集をしている人から、猫を受け取り世話をすることなどです。

しかし、この場合は「お~いたします」の形にはせず、「引き取ります」などとなります。


「お引き取りいたします」を使った例文

・『破損のある商品はお引き取りいたします』
・『どんなものでもお引き取りいたします』

「お引き取りいたします」の返答や返信例

返答しない場合があります。

返答をするとしたら、引き取ってくれることに対して感謝の言葉を述べるとよいでしょう。

引き取ってもらう方法は、業者などによって異なるので確認をしてください。

事前に連絡をしなければならないこともあり、連絡をしないで物を送ってしまうと、引き取ってもらえません。

また、宅配を利用する場合、梱包方法などが決められている場合もあります。

必要書類を同梱することもあり、注意が必要です。

さらに、料金がかかることもあり、事前に確認しないとトラブルのもとになります。

どのような方法なのかを確認してから、引き取りをお願いしましょう。

まとめ

この言葉は、何かを手元に受け取るときに使用をします。

引き取ったものは、責任もって扱いましょう。