「ご査収頂きありがとうございます」という言い回しについての解説です。
「ご査収頂きありがとうございます」とは?意味
「ご査収頂きありがとうございます」は、調べてから受け取ってもらってありがとうという意味です。
「ご査収」という部分が調べてから受け取ることを意味し、いただきありがとうございますが、受け取るという行為についてのお礼を意味します。
「ご査収頂きありがとうございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご査収頂きありがとうございます」は、対象となる人物が良く調べたうえで受け取りをしたという意味で使用しますので、注意点としては、相手側が受け取る際に良く調べているなということを受け渡す側が実感している必要があります。
つまり、その場に受け渡し手がいて、その場で受け取り側が受け取る際、ガン見する形で受け取りしている物を相手側が確認しているかを見ている必要があるのです。
これを怠ると、「ご査収」の相手側が良く調べてから受け取るという前提が崩れるので注意です。
「ご査収頂きありがとうございます」を使った例文
・『私どもの商品をご査収頂きありがとうございます』
「ご査収頂きありがとうございます」の返答や返信例
「ご査収頂きありがとうございます」の返事ですが、これは、受け取りて側が返事をするのですが、受け取り手はよく調べたうえで返事をするわけですから、返事としては、「問題のない商品です」という具合に返事をしたり、「商品のこの部分に欠けがあります」と言って不具合があるのでは?と返事をすることも可能です。
要は、このワードは、確認したものがどうであるかのほうが重要で、相手側が受け取りて側である確認者についてお礼を言おうが渡されるものがすべてで、それがダメなものであった場合、容赦しないというのがビジネスです。
まとめ
「ご査収頂きありがとうございます」は、相手側の確認行動に対するお礼の言葉で、なぜお礼を述べるかと言いますと相手側に対して確認を行わせることについてのお礼です。
本来は、相手ではなく、自分で確認して相手に渡し、相手側がその渡した何かが問題がないと信じて受け取るという構図が望ましいんですが、そうではない場合、相手側がいちいち確認する必要がありまして、このワードはそんな、相手側の手を煩わせたことについてのお礼です。
ただ、お礼なんですが、手抜かりがあり、問題がある物をお渡ししたとあれば、このワードは一気に相手側からの信頼を失うワードになりまして、確認をさせておいたうえで不良品を渡すのかや、不必要なデータを渡すのかという問題に発展し、ビジネスの場合においては両者の中は険悪となります。