「失礼しました」と「すみませんでした」の違いとは?使い方や例文など分かりやすく解釈

「失礼しました」と「すみませんでした」の違いとは? ビジネス用語【二語】

この記事では、「失礼しました」「すみませんでした」の違いを分かりやすく説明していきます。

「失礼しました」とは?

「失礼しました」の意味は以下の通りです。

1つ目は「相手に対して何らかのミスをして、不快になったと思われる時の謝罪の言葉」という意味で、相手の名前や社名を間違えるなどして不快な思いをさせたことを謝る言葉です。

2つ目は「悪気のない勘違いをして、相手が不快になったと思われる時の謝罪の言葉」という意味で、相手がダイビングが趣味と聞いてスキューバダイビングの話題をしたところ、実はスカイダイビングだったなど、明らかに悪気のない勘違いをした時に謝る言葉です。

3つ目は「相手に対して礼を欠いた行為をして、不快になったと思われる時の謝罪の言葉」という意味で、喪中の相手に年賀状を送ってしまった場合などに謝る言葉です。

上記に共通するのは「礼儀を欠いたことを謝る」という意味です。

「失礼しました」の使い方

「失礼しました」は、「相手に対して何らかのミスをして、不快になったと思われる時の謝罪の言葉」「悪気のない勘違いをして、相手が不快になったと思われる時の謝罪の言葉」「相手に対して礼を欠いた行為をして、不快になったと思われる時の謝罪の言葉」という意味で使われます。

ビジネスでは「大変失礼いたしました」として使われることが多くなります。

基本的に、相手に対して礼を欠いた行為をして不快にさせたことを謝罪する言葉です。


「すみませんでした」とは?

「すみませんでした」の意味は以下の通りです。

1つ目は「ミスをした時に、気軽に相手に謝罪する時の言葉」という意味で、自分が失敗した時に、気心が知れた上司や同僚、友人などに対してさらりと謝る時の言葉です。

2つ目は「礼を欠いたことを軽く、又は非公式に謝罪するとこの言葉」という意味で、礼儀に掛ける行為をした時に、既に正式な謝罪を済ませていて再度顔を合わせる時や、お互い良く知っている関係の人に対して軽く謝る時の言葉です。

3つ目は「お世話になった時の軽いお礼の言葉」という意味で、気心が知れた相手に世話になり、感謝の気持ちを表す言葉です。

上記に共通するのは「良く知っている相手に対し直接言う」という意味です。

「すみませんでした」の使い方

「すみませんでした」「ミスをした時に、気軽に相手に謝罪する時の言葉」「礼を欠いたことを軽く、又は非公式に謝罪するとこの言葉」「お世話になった時の軽いお礼の言葉」という意味で使われます。

本来は「ただでは済まないことをした」という意味ですが、現在では相手に軽く謝罪したり、お礼を言う口語的な言葉として使われることも多く、ビジネスで目上の相手には使わない方がいいでしょう。

「失礼しました」と「すみませんでした」の違い

「失礼しました」「相手に対して礼を欠いた行為をして不快にさせたことを謝罪する言葉」という意味です。

「すみませんでした」「相手に軽く謝罪したり、お礼を言う口語的な言葉」という意味です。

「失礼しました」の例文

・『記載に誤字があり大変失礼しました』
・『つい男性のお名前と勘違いしてしまい、大変失礼しました』
・『ご挨拶が遅れて大変失礼しました』
・『先日は中座して大変失礼しました』

「すみませんでした」の例文

・『遅刻してすみませんでした』
・『手伝ってもらってすみませんでした』
・『わざわざ迎えに来てもらってすみませんでした』
・『納期の連絡が遅れてすみませんでした』

まとめ

今回は「失礼しました」「すみませんでした」について紹介しました。

「失礼しました」「非礼を詫びる」「すみませんでした」「口語的に謝罪や礼を言う」と覚えておきましょう。