「誠に残念でなりません」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「誠に残念でなりません」とは?
「誠に」は、「本当に」を意味する強調表現です。
「誠」は、「まこと」と読み、「真実」と同じ意味を持ちます。
このことからも、「本当に」という強調表現と、同じように使用できることが分かるはずです。
また、「残念」は、「思い通りにならず、感情が残ること」を意味します。
残る感情は、悔しい、あきらめきれない、不満だなど、なんでもよいのです。
期待した結果にならなかったことに、何かの感情が残れば、それは「残念」と呼べるのです。
ここでは、「残念でなりません」との表現を使用しています。
「なりません」とは、「しかたがない」と同じ意味で使われる言葉だと言えます。
「誠に残念でなりません」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「誠に残念でなりません」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの会社に新人が入社したとします。
しかし、あなたの部署には一人も配属されなかったのです。
あなたは入社二年目で、後輩ができるのを楽しみにしていたのでした。
このような場合には、「ずっと楽しみにしていたのに、誠に残念でなりません」と述べるとよいでしょう。
これにより、あなたが残念に思う様子を、上手に相手に伝達できるのです。
この言葉を使用する場合は、「なりません」の使い方に注意しましょう。
「なりません」は「しかたありません」などに言いかえできます。
どちらが良いも悪いもありませんが、二つの選択肢があることを認識しておくとよいでしょう。
「誠に残念でなりません」を使った例文
「誠に残念でなりません」を使った例文を挙げます。
例文のように、残念な気持ちを感じる事象について一緒に説明するようにすれば、分かりやすい文章になることでしょう。
・『ずっと楽しみにしていたのに、誠に残念でなりません』
・『期待した結論を得るに至らず、誠に残念でなりません』
・『待ち望んでいた結果を得られず、誠に残念でなりません』
「誠に残念でなりません」の類語と敬語での言いかえ
「誠に残念でなりません」の類語と敬語を解説していきます。
「誠に残念でなりません」の類似表現
「誠に残念でなりません」の類似表現には、「大変心残りでしかたありません」があります。
これは、同じ意味の別な言葉で、全て言い換えたものです。
そのため、言葉全体としても同じ意味の類似表現として成立するのです。
「誠に残念でなりません」の敬語表現
たとえば、「誠に残念でなりません」を別な敬語表現にするとどうでしょうか。
これは、「誠に残念でしかたがございません」に言いかえできます。
まとめ
このように「誠に残念でなりません」は、とても残念な様子を上手に表現したフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。
