「誠心誠意頑張ります」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「誠心誠意頑張ります」とは?
「誠心誠意」は、「誠心」と「誠意」でできています。
「誠心」は「誠(まこと)の心」であり、「誠意」は「誠(まこと)の意志」と言えます。
そして「誠」とは、言動に嘘や偽りがないことを示す言葉です。
そのため、「誠心誠意頑張ります」は、「嘘偽りなく頑張ります」という意味になります。
しかし、これだと少し分かりにくいので、「全力で頑張ります」と同じ意味だと考えるほうが、理解しやすいでしょう。
「誠心誠意頑張ります」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「誠心誠意頑張ります」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが新しいプロジェクトの責任者に任命されたとします。
これは、あなたの経験を加味しても、抜擢採用と言えるものでした。
そのため、あなたは任命に際して、自分の決意を述べようと考えました。
このような場合には、「今回の役割について、誠心誠意頑張ります」と述べるとよいでしょう。
これにより、あなたが全力で、真心を込めて対応することを、周囲に宣言できるのです。
この言葉を使用する場合には、「誠心誠意」の使い方に注意しましょう。
「誠心誠意」の時点で四文字漢字が続きます。
これに「頑張ります」を加えると、漢字のみが六文字連続になるのです。
漢字の比率が多い文章は、読みにくさを感じるものです。
仮名を交えるように工夫するのもよいでしょう。
「誠心誠意頑張ります」を使った例文
「誠心誠意頑張ります」を使った例文を挙げます。
例文のように、頑張る対象を一緒に述べると、文章全体が分かりやすいものになるでしょう。
・『日々の業務を、誠心誠意頑張ります』
・『いつもに増して、誠心誠意頑張ります』
・『ご指示いただいたミッションを、誠心誠意頑張ります』
「誠心誠意頑張ります」の類語と敬語での言いかえ
「誠心誠意頑張ります」の類語と敬語を解説していきます。
「誠心誠意頑張ります」の類似表現
「誠心誠意頑張ります」の類似表現には、「一生懸命頑張ります」があります。
「誠心誠意」と「一生懸命」は、厳密には意味の違う言葉です。
しかし、同じような場面で、同じように使用できる類似の言葉だと言えるでしょう。
「誠心誠意頑張ります」の敬語表現
「誠心誠意頑張ります」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「誠心誠意頑張る所存でございます」に言いかえできます。
まとめ
このように「誠心誠意頑張ります」は、誠意をもって何かに取り組む場合に使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。