この記事では「番号を控えさせていただきます」について解説をします。
「番号を控えさせていただきます」とは?意味
番号を書きとめるという意味です。
この場合の番号は、運転免許証の番号、電話の番号、受付番号などのことです。
どういった場面なのかによって、何の番号なのか変わります。
「控え」は「控える」のことで、忘れないように、または念のために書きとめるという意味です。
「させていただき」は、相手に許しを求めることによって、ある動作を遠慮しながら行う意の「させていただく」を指しています。
「ます」は敬意を表す語です。
「番号を控えさせていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、番号を書きとめるときに用います。
「させていただく」は、相手に許しを求める必要があったり、自分の側に利益があったりするときに用いるものです。
この場合は、番号を書きとめることについて許しを求めています。
何かの契約の際に、自宅の電話や携帯電話の番号などを示すことがあります。
提示した番号は、契約書などに書きとめられます。
携帯電話の番号などは相手の持ち物なので、許可なく番号を書きとめることは失礼になります。
そのため、許可をもらってから書き留めます。
許可をもらうときの言葉が「番号を控えさせていただきます」です。
「~してもよろしいですか」と問いかける形で許可をもらう方法もありますが、問いかけの形は強制力が弱いので、その行為をしてくれない場合があります。
「させていただく」は、許しを求めることによって、ある動作を遠慮しながら行う意なので、ある行為を行うことができます。
問いかけの形を使うよりも、断られる可能性が低いのです。
契約の場合は、番号を書きとめる必要があるので、「させていただく」とするのが適切です。
自分の側の行為についての言葉には「いたす」があります。
「いたす」は「する」の謙譲語です。
しかし、番号を書きとめることについては「いたす」は使用しません。
「番号を控えさせていただきます」を使った例文
・『ご自宅の番号を控えさせていただきます』
「番号を控えさせていただきます」の返答や返信例
必要があって番号を書きとめるので、了承をすることが一般的です。
断ることもできますが、その場合には契約などはできなくなります。
まとめ
この記事では「番号を控えさせていただきます」の意味や使い方について解説をしました。
契約の際に番号を書きとめる必要があるときに主に使用されています。
相手に許しを求めるいい方をしているものです。
相手に許しを求めて、どうしてもそれをしなければならないときには、「させていただく」と表現しましょう。