「地に足がつかない」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「地に足がつかない」とは?
「地に足がつく」は、「行動や気持ちがしっかりしていること」を示す言葉です。
「地に足がつく」と表現すれば「しっかりしている」ことを示します。
逆に「地に足がつかない」とすれば「落ち着かない様子」を示すのです。
足を使った慣用句にはバリエーションがあります。
「浮足立つ」、「足が出る」、「足を引っ張る」などが、その例として列挙できます。
そして、「地に足がつかない」は「浮足立つ」と同じような使い方で「足」を用いています。
どちらも、地面に足が付かないことを示して「落ち着かない」ことを表現しているのです。
「地に足がつかない」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「地に足がつかない」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが新規サービスを立ち上げたとします。
サービス立ち上げから数か月が経過しましたが、いまだに様々な改善を取り入れながら事業を進めていました。
このような場合には、「なかなか地に足が付かないものです」と、状況を述べるとよいでしょう。
これにより、サービス事業がなかなか落ち着かず、安定運営の状態に推移しないことを、的確に表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、主に否定形で使用されることに注意しましょう。
「地に足がつく」と肯定形で使用しても誤りではありませんし、意味も通じます。
しかし、一般的には否定形の「地に足がつかない」と使用することが多いのです。
「地に足がつかない」を使った例文
「地に足がつかない」を使った例文を挙げます。
・『今日も朝から、地に足がつかない様子でした』
・『事業を開始して以来、なかなか地に足がつかないのでした』
・『このまま地に足がつかないようでは、心の休まる暇がありません』
「地に足がつかない」の類語や言いかえ
「地に足がつかない」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「落ち着かない」
「地に足がつかない」の類語には「落ち着かない」があります。
これは最もシンプルに、そして平易な言葉で同じ意味を表現した言葉だと言えるでしょう。
「浮足立つ」
また、「浮足立つ」も「地に足がつかない」の類語と言えます。
こちらは、同じ「足」を使った表現であり、同じ「落ち着かない」を意味する言葉です。
ただし、「浮足立つ」のほうが短期的・瞬間的な状況を示すものであることに注意しましょう。
まとめ
このように「地に足がつかない」は、落ち着かない様子を表現するのに便利なフレーズです。
ビジネスでも、様々な場面で使用できる言葉なので、使い方を理解しておくとよいでしょう。