この記事では「ご不便をおかけします」について解説をします。
「ご不便をおかけします」とは?意味
不都合なことを与える、という意味です。
「ご不便」は「不便」を敬意を表す言い方にしたいものです。
「不便」には、役に立たないこと、都合がよくないことという意味があります。
「ご」は、他人に対する行為や他人の持ち物を表す語について、その人に対する尊敬の意を表します。
この場合は、不便を受ける人に敬意を表しています。
「おかけ」は、「かける」を相手を敬う言い方にしたものです。
「かけ」は「かける」の連用形で、望ましくないことを他人に与えるという意味があります。
「お」は、動詞の連用形について、その下に「する」を添えた形で、謙譲の意を表します。
「します」の「し」が「する」のことです。
「ます」は敬意を表します。
「ご不便をおかけします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他人に不都合を与えるときに用います。
これから話し手が何かをし、それが他人にとって不便な事態を引き起こします。
あるいは、今話し手が行っていることが、他人にとっては不便になっています。
不便をかけられた相手は迷惑に感じるので、謝罪をすることが望ましいです。
この後に謝罪の言葉を続けます。
ある施設で暖房が使えなくなったことで説明をします。
ある施設の暖房設備が故障をしてしまい、施設内の温度が低い状態になりました。
利用者は寒い思いをしなければならず、不都合に感じることでしょう。
しかし、すぐに暖房設備を修理することはできず、しばらくの間は我慢してもらわなければなりません。
このことを施設の利用者に理解してもらうために、このような言葉を用います。
「ご不便をおかけします」を使った例文
・『ご不便をおかけします。申し訳ございません』
「ご不便をおかけします」の返答や返信例
不特定多数の人に向かって伝えていることがあり、その場合は返答をする必要はありません。
「こういう事態なのだ」と理解しておくとよいでしょう。
個人的に伝えられた場合は、「わかりました」「気にしないでください」などの返答の仕方があります。
相手は申し訳なく思っているはずです。
「気にしないでください」と言葉をかけることで、相手の気持ちが軽くなります。
不便で迷惑に感じるかもしれませんが、文句をいうのは望ましくありません。
相手は申し訳ないと思っているはずなので、事情を理解してあげましょう。
まとめ
この言葉は、他人に不都合なことを与えてしまうときに用います。
相手の理解を求めるため、謝罪をするために用いることが多いです。
この言葉には謝罪の意味は込められていないので、謝罪も一緒にすることが望ましいです。