この記事では「今回は誠に残念ではございますが」について解説をします。
「今回は誠に残念ではございますが」とは?意味
聞き手にとって望ましくないことを伝えるときに相手への気遣いを示す言葉です。
「今回」は、今行われていること、今行われたばかりのことを指します。
「誠に」は本当にという意味で、程度を強調したいときに用いるものです。
「残念」は、思い通りにならないで不満が残ること、悔しく思うこと、あきらめきれないことです。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語になります。
「今回は誠に残念ではございますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手にとって望ましくない事柄を伝えるときに用います。
何かを伝える前にこの言葉を述べておくと、聞き手が受ける衝撃が和らぐことが期待できます。
たとえば、不採用を伝えるときに使われています。
不採用を知らされる側は、自分の望んでいた通りにならずに不満に感じることでしょう。
そのような相手の気持ちに配慮して、こういった言葉が使われます。
不採用の知らせを受けた応募者と、今後仕事でかかわる可能性がないとはいえません。
また、企業にとってのお客さまとなる可能性もあります。
不適切な対応をとってしまうと、企業を批判するような情報を流されてしまう心配もあります。
そういったことを忘れないようにし、不採用の通知を受ける相手の気持ちを考えましょう。
通知をするときは、採用であっても不採用であってもお礼を伝えます。
多くの企業から選んでくれたことや、面接のために会場に足を運んでくれたことへお礼を述べます。
「今回は誠に残念ではございますが」を使った例文
・『今回は誠に残念ではございますが、このような結果となりましたことをご了承ください』
「今回は誠に残念ではございますが」の返答や返信例
不採用通知を受けたときは返信をする必要はありません。
返信は義務ではないのですが、メールを返しておくと相手の記憶に残りやすくなり、何かあったときに連絡をもらえる可能性があります。
定型文だけで作られたメールでは相手の心に響かず、それどころか失礼になることもあるので、自分の言葉を使ってメールを書きましょう。
個人情報の取り扱いについて説明をされているはずですが、なかった場合にはこちらから尋ねてください。
作品など履歴書や職務経歴書以外の何かを渡しているときは、その扱い方を確かめてください。
まとめ
この言葉は、望ましくない事柄を伝えられる相手の気持ちに配慮をして述べるものです。
伝える事柄によっては聞き手を傷つけてしまいます。
それを知らされる相手の気持ちを考えて、その物事を伝えましょう。