この記事では「ご提供いただけますと幸いです」について解説をします。
「ご提供いただけますと幸いです」とは?意味
何かに使うためにあるものを差し出してくれるとありがたいという意味です。
差し出して欲しいと遠回しにお願いをしています。
「ご提供」は「提供」に「ご」をつけて、その行為をする人に対して尊敬の意を表す言い方にしたものです。
「提供」には、金銭や物品などを使ってもらうために差し出すという意味があります。
「ご」は、他人の行為を表す語について、その行為をする人に対する尊敬の意を表すものです。
この場合は、聞き手が何かを提供します。
「いただけ」は「いただく」のことで、話し手や動作の受け手にとって恩恵になることを他人から受ける意です。
「幸い」は、その人にとってありがたいという意味になります。
「幸いです」という言い方は、そうして欲しいとお願いするときに使用されます。
「ご提供いただけますと幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手から何かを提供してもらいたいときに使用をします。
「ご提供いただけ」という表現は、話し手側が恩恵を受ける意を表しています。
私があることをしてもらって、そして私が利益を受けるという意味です。
提供する側を敬った表現なので、目上の人や取引先の人に対して述べても失礼にはなりません。
「幸いです」は遠回しにお願いをするときに使用をします。
「~してください」と伝えるよりも印象が柔らかくなります。
「ください」は上から目線のように感じられますが「幸いです」はそういった印象がありません。
「ご提供いただけますと幸いです」を使った例文
・『画像をご提供いただけますと幸いです』
・『今週中にご提供いただけますと幸いです』
「ご提供いただけますと幸いです」の返答や返信例
提供して欲しいと伝えられてきているので、可能であれば求められているものを提供します。
いつまでに、何個をなどの指定があるようなら、それに従いましょう。
そういった指定がないようならば、どれくらい必要なのかを尋ねたり、こちらが提供できるだけを差し出したりします。
無理な場合は断ります。
「できません」では相手を突き放しているように受け取られてしまう可能性があるので、断る際にはクッション言葉を用いるのが望ましいです。
「申し訳ありませんが」「恐れ入りますが」などの言葉があります。
まとめ
この言葉は、相手から何かを差し出して欲しいときに使用をします。
わざわざ提供をしてもらうので、上から目線にならないように丁寧にお願いをすることが大切です。
また、提供をしてくれたときには、お礼を伝えるのを忘れないようにしましょう。