「お目にかかることができず」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「お目にかかることができず」とは?
「お目にかかる」は、「会う」の謙譲語です。
相手に会うことをへりくだって表現したのが「お目にかかる」なのです。
ここでは「お目にかかることができず」と表現しているため、「会うことができず」と同じ意味であることが分かります。
これは、自分が相手に会いたかったという気持ちを、遠回しに表現した言葉でもあるのです。
ビジネスでこの言葉を使用すると、相手によい印象を与える効果があります、誰でも、会いたいと思ってくれる相手には、良い印象を持つ可能性が高くなるからです。
「お目にかかることができず」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「お目にかかることができず」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたがセミナーに参加することになりました。
そしてそのセミナーには、得意先のお客も参加する予定になっていました。
しかし、実際にセミナーの会場に行くと、予想以上に大人数のため、顧客に会うことができなかったのです。
このような場合には、「先日のセミナーでは、〇〇様にお目にかかることができず」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に会えなかったことを、丁寧な表現で伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、「ことができず」の使い方に注意しましょう。
これは少し冗長な表現とも言えるのです。
たとえば「お目にかかれず」と言いかえるとどうでしょうか。
同じ意味のままで、文章を短くできるのです。
冗長な「言い回し」は誤用や誤解を招きます。
できるだけ簡素な表現を心掛けるとよいでしょう。
「お目にかかることができず」を使った例文
「お目にかかることができず」を使った例文を挙げます。
例文のように、相手に「会えなかった」事を意味して使用すれば、上手に使いこなせることでしょう。
・『なかなか、お目にかかることができず』
・『今まで一度も、お目にかかることができず』
・『先日のセミナーでは、お目にかかることができず』
「お目にかかることができず」の類語と敬語での言いかえ
「お目にかかることができず」の類語と敬語を解説していきます。
「お目にかかることができず」の類似表現
「お目にかかることができず」の類似表現には、「お目にかかれず」があります。
「かかることができず」と「かかれず」は、同じ意味の言葉だと言えるのです。
「お目にかかることができず」の敬語表現
「お目にかかることができず」を別な敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「お目にかかることがかなわず」に言いかえできます。
まとめ
このように「お目にかかることができず」は、相手に会えなかったことを表現するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。