うまい表現を見つけたい時もあるもの。
「貴重なお時間をいただいておりながら」の使い方を見ていきましょう。
「貴重なお時間をいただいておりながら」とは?
貴重なお時間とは、相手の限りある時間を指しています。
この場合は「いただいておりながら」と否定につながるニュアンスが含まれているので、相手の好意を棒に振ってしまったシーンで用います。
残念な結果になってしまった時に、使用してみましょう。
「貴重なお時間をいただいておりながら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「いただいておりながら」は間違いではありませんが、少々まどろっこしく感じられる日本語です。
なめらかさに欠けているので、相手をイラっとさせてしまうことも。
他の言い回しも心得ておき、スマートな文も併せて覚えておきましょう。
「貴重なお時間をいただいておりながら」を使った例文
・『貴重なお時間をいただいておりながら、誠に申し訳ございません』
・『貴重なお時間を割いていただいたのに、不本意な結果となりました』
・『貴重なお時間を頂戴していたのに、お詫びの言葉もございません』
「貴重なお時間をいただいておりながら」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語と敬語を見ていきましょう。
「貴重なお時間をいただいておりながら」の類似表現
同じようなフレーズに「貴重なお時間を割いていただいたのに」が挙げられます。
「時間を割く」というのは、ある物事に対して時間を使うことをいいます。
心苦しさがにじみ出ている、正直な言い方です。
「貴重なお時間をいただいておりながら」の敬語表現
さらに丁寧な言い方にしたい時は「貴重なお時間を頂戴していたのに」が挙げられます。
「いただく」を「頂戴する」に替えているので、恭しい雰囲気になります。
「貴重なお時間をいただいておりながら」の返答や返信例
謝罪にまつわる言葉をもらったら、相手の心に寄り添う表現を返しておきましょう。
「お気になさらないでください」や「力不足のため、ご迷惑をおかけしました」がひとつの例にあたります。
まとめ
「貴重なお時間をいただいておりながら」を解説しました。
他の言い方も学んで、敬語の達人を目指していきましょう。