「知見を借りる」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「知見を借りる」とは?
「知見」は、「見て知ること」を意味します。
ビジネスで使用する場合は、「見て知ることにより得た、知識・経験・見解」などを意味して使用されることが多いと言えます。
ここでは「知見を借りる」として、「借りる」と組み合わせて使用しています。
これは、「知識や経験」という無形な物を、「借りる」という言葉で表現しているのです。
これは「力を借りる」などと同様に、相手の能力を使って助力を得る場合に使用される表現方法なのです。
「知見を借りる」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「知見を借りる」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが新たな企画を考えていたとします。
しかし、その規格では、どうしてもビジネスモデルが成立しないのでした。
そのため、実績豊富な上司にアドバイスを受けることにしたのです。
その上司は。
新規事業立ち上げを数多く実現してきたのです。
このような場合には、「知見を借りるとよいかと思い、アドバイスを受けに参りました」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の知識や経験をあてにしていることを、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、「借りる」の使い方に注意しましょう。
なぜなら、この言葉は敬語にはなっていないからでです。
目上の人に使用する場合には、「お借りする」などに言いかえるとよいでしょう。
「知見を借りる」を使った例文
「知見を借りる」を使った例文を挙げます。
例文のように、誰かの知識や経験に助けてもらうことを示して「知見を借りる」を使用すると、上手に文章を構成できるでしょう。
・『知見を借りるように指示しました』
・『有識者の知見を借りることで、問題事象を解決する』
・『さまざまな知見を借りることは、大変重要なアプローチである』
「知見を借りる」の類語と敬語での言いかえ
「知見を借りる」の類語と敬語を解説していきます。
「知見を借りる」の類似表現
「知見を借りる」の類似表現には、「見識を借りる」があります。
「知見」と「見識」は、異なるようで同じ意味ですので、類似表現として使用できます。
「知見を借りる」の敬語表現
「知見を借りる」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「知見をお借りする」に言いかえできます。
まとめ
このように「知見を借りる」は、相手の知識や経験に助けてもらうことを表現したフレーズです。
ビジネスでも使用できるので、おぼえておくとよいでしょう。