この記事では、「何かございましたらお申し付けください」の意味を分かりやすく説明していきます。
「何かございましたらお申し付けください」とは?意味
「何かございましたらお申し付けください」は、「相手に商品やサービスを利用してもらい、なにかあった時にすぐに対応できる状態であることを伝える丁寧な表現」という意味です。
相手が今その商品はやサービスを利用している時に、不具合や疑問、不満などがあれば言ってくれればすぐに対応できますと伝える時の表現です。
「何かございましたらお申し付けください」の成り立ちや使われるシーン
「何かございましたらお申し付けください」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「何かございましたらお申し付けください」の成り立ち
「何かございましたらお申し付けください」は「何か+ございま+したら+お申し付け+ください」で成り立っています。
「何か」は「どのようなことでも」という意味、「ございま」は動詞「ある」の「丁重語」「ござる」の連用形「ござりま」を丁寧にした言葉、「したら」は動詞「する」の仮定形、「お」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「申し付け」は動詞「申し付ける」の連用形で「上の立場の人が下の人に言い渡すこと」という意味、「ください」は動詞「くれ」の丁寧語です。
「申し付ける」は一つの言葉であり、謙譲語「申す」とは違います。
「何かございましたらお申し付けください」が使われるシーン
「何かございましたらお申し付けください」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、ホテルや旅館などに宿泊客が着いた時です。
2つ目は、お客が一人で商品やサービスを利用する時です。
3つ目は、レストランや高級料亭などで、お客を静かな環境にしておく気配りをする時です。
「何かございましたらお申し付けください」の言葉の使い方や使われ方
「何かございましたらお申し付けください」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『何かございましたらお申し付けください、ごゆっくりどうぞ』
ホテルや旅館で客を部屋に案内した時に、担当者や女将が述べる言葉です。
『何かございましたらお申し付けください、サポートセンターで対応いたします』
ある商品を購入したお客に対して、企業のサポートセンターが充実していることを伝えています。
「何かございましたらお申し付けください」の類語や言いかえ
「何かございましたらお申し付けください」の類語や言いかえは以下の通りです。
「何かございましたらお気軽にお問い合わせください」
疑問や不具合があった時に、気兼ねなく連絡をくださいと伝える時の表現です。
まとめ
今回は「何かございましたらお申し付けください」について紹介しました。
「何かございましたらお申し付けください」は「問題があったらいつでも対応できますと伝える時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。