この記事では、「これからの糧にさせて頂きます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「これからの糧にさせて頂きます」とは?意味
「これからの糧にさせて頂きます」は、「今まで教わったことや経験したことを、今後の自分の活力として保っていきたいと伝える丁寧な表現」という意味です。
「糧」は「精神や生活を豊かにして、活力の源となるもの」という意味で、ビジネスの場合は「自分の成長につなげる元になるもの」という意味で使われます。
丁寧な表現ですが、「させて頂きます」は「相手から許可を得る場合」「自分のためになる場合」のみ使える表現です。
この場合は特に相手の許可は必要なく、自分の精神論ですので、過剰敬語になります。
すっきりと表現したい場合は「これからの糧にいたしたく存じます」に言い換えましょう。
「これからの糧にいたしたく存じます」の成り立ち
「これからの糧にいたしたく存じます」は「これからの+糧+に+いたしたく+存じます」で成り立っています。
「これから」は「自分の将来」という意味、「糧」は「仕事で精神的な支えとなり、成長する元になる力」という意味、「に」は助詞、「いたしたく」は「する」の謙譲語「いたす」の連用形に希望の助動詞「たい」の連用形が付いた連語、「存じます」は「思う」の謙譲語「存ずる」に丁寧語「ます」が付いた言葉です。
謙譲語と丁寧語が含まれていますので、目上の人に使えまます。
「これからの糧にいたしたく存じます」の言葉の使い方や使われ方
「これからの糧にいたしたく存じます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『今までご指導いただいたこと全てを、これからの糧にいたしたく存じます』
今まで教えてもらったことを、今後に役立てていきたいと伝えています。
・『ここで学んだことを、これからの糧にいたしたく存じます』
今まで身に付けてきたことを、今後に役だてていきたいと伝える言葉で、学校やスクールを卒業する時の挨拶としても使われます。
「これからの糧にいたしたく存じます」の類語や言いかえ
「これからの糧にいたしたく存じます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「今後の自身の糧にしたく存じます」
主に辛い経験や失敗をした時の反省と今後の心構えを述べる時に使われます。
「今後自身を成長させる糧といたします」
はっきりと「自分を成長させるために使う」と述べることで、より具体的なイメージが伝わります。
まとめ
今回は「これからの糧にいたしたく存じます」について紹介しました。
「これからの糧にいたしたく存じます」は、「自分が成長する為の活力として保っていきたいと伝える丁寧な表現」と覚えておきましょう。