この記事では「お招きに預かり光栄です」について解説をします。
「お招きに預かり光栄です」とは?意味
客としてくるように求められたことについて名誉に思うという意味です。
ありがたい気持ちを表しています。
「お招き」は、客としてくるようにすすめるという意味の「招く」に、「お」をつけて相手を敬う言い方にしたものです。
この場合、招くのは聞き手、招かれたのは話し手になります。
「預かり」はこの漢字を使用するのは誤りで、「与り」または「関り」が正しいです。
「与」や「関」を「あずかる」と読むのは音訓表にはのっていないので、「あずかり」とひらがなで書くことが少なくありません。
物事に関係するという意味です。
「光栄」は、行動を褒められたり、役割を任せられたりして、名誉に思うこと、またそのさまという意味になります。
「お招きに預かり光栄です」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、客として招かれたときに、招かれた人が使用をします。
「お招き」と「お」をつけた言葉を使うことで、聞き手に対して敬意を表しているので、目上の人に対して述べても失礼にはなりません。
会話では関係ありませんが、メールでこの言葉を書くときには「あずかり」の漢字に気をつけましょう。
「預かり」としてしまうと、頼まれて人や物などを引き受けて世話や保管すること、物事の運営などを任されることという意味になってしまいます。
漢字を使用するなら「与り」または「関り」です。
「光栄です」は名誉に思う気持ちを表します。
この言葉も目上の人に対して使われるもので、失礼にはなりません。
「お招きに預かり光栄です」を使った例文
・『このたびはお招きに預かり光栄です』
・『お招きに預かり光栄です。お心遣いに感謝しております』
「お招きに預かり光栄です」の返答や返信例
相手が訪問をする前、つまり誘ったときにこの言葉を述べたなら、当日のことを説明します。
○日の○時に○○にくるようになど、具体的なことを説明するのです。
訪問をしたときに述べられたなら、遠慮する必要はない意を伝えるとよいでしょう。
招かれた方は緊張をしているはずです。
遠慮する必要がないことを伝えれば、相手は緊張が少しはほぐれることでしょう。
訪問してきた際にお土産を持参しているかもしれません。
もしも、お土産を渡されたなら、それについてお礼を伝えます。
もらってうれしいものでも、うれしくないものでも、お礼を伝えることは人間関係を良好に保つために大切です。
まとめ
この言葉は、客としてくるようにすすめられたときに使用をします。
メールで使うときには「あずかる」の漢字に気をつけましょう。
光栄に思っていることが伝わるように、態度に気をつけることも大切です。