「ご挨拶を申し上げます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご挨拶を申し上げます」とは? ビジネス用語【一語】

みなさんは、ビジネスシーンで「ご挨拶を申し上げます」という言葉を使ったことはありますか?

今回は、この言葉の意味、使い方と注意点、例文や言い換えについて詳しく解説していきます。

「ご挨拶を申し上げます」の意味とは?

「ご挨拶」は、「人に会ったときや別れるときなどに取り交わす礼儀としての行動」です。

「申し上げます」は、「言う」を丁寧な謙譲語にした言葉です。

つまり、「ご挨拶を申し上げます」は、「礼儀としての行動を言います」という意味を丁寧に言い表した言葉です。

「ご挨拶を申し上げます」の使い方や注意点

「挨拶」は、日常的にあらゆる場面で行われている行動です。

「ご挨拶」のように、丁寧表現の接頭語「ご」が付いた言い方をしている場合、目上の相手に対しての行動であると理解することが出来ます。

また、「申し上げます」のような謙譲表現を用いていることから、社内的な場面ではなく、社外に対しての、取引先の相手などへの「挨拶」であることが伺えます。

注意点としては、ビジネスシーンにおける「ご挨拶」の意味合いとして、「こんにちは」「お疲れ様」のような言葉以外にも、「初めて会った人に対しての自己紹介や名刺交換」、あるいは、「以前にお世話になった方へのお礼」といった内容も含んでいることが挙げられます。

ビジネスシーンで「まずは挨拶を」という場面では、こうした内容を伝える場面であることがとても多いことを覚えておくと良いでしょう。


「ご挨拶を申し上げます」を使った例文

・『まずはご挨拶を申し上げます。〇〇会社の〇〇と申します。本日はお時間いただきましてありがとうございます』
・『ご挨拶を申し上げます。本日より〇〇部署へ配属になりました、〇〇と申します。』
・『ご挨拶を申し上げます。先日は大変お世話になり、ありがとうございました』
・『新年のご挨拶を申し上げます』
これらの例文から、ビジネスシーンでの「挨拶」とは、「こんにちは」などの日常的な挨拶を指すものではないことが分かります。

「ご挨拶を申し上げます」の言い換え

・『取り急ぎお礼のご挨拶まで』
・『まずは書面にてご挨拶申し上げます』
・『書中をもちましてご挨拶といたします』
言葉の内容にも「書面、書中」とあるように、文語としてメールや文書において用いられている言い換えの表現です。

いずれも「ご挨拶を申し上げます」と同様の意味合いがあり、丁寧な言い回しになっていますので、様々な場面で使うことが出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「ご挨拶を申し上げます」は、相手に対して礼儀としての行動を取る意味合いがありますが、ビジネスシーンでは日常的な言葉とは別に、名刺交換や感謝を伝える意味合いも含んでいることが分かりました。

挨拶は何よりも大切なコミュニケーションの基礎となるものです。

様々な場面に正しく対応できるように準備しておきたいものです。