この記事では「兄のように慕う」について解説をします。
「兄のように慕う」とは?意味
兄のように心ひかれる、兄のように好感を持てるといった意味です。
「兄」は、きょうだいの年上の男という意味です。
この場合は、自分の本当の兄のことではなく、まるでそうであるかのようにという意味で用いています。
「よう」は、あるものに似ているさまの意です。
「慕う」には、親しくしたい、好感がもてて近づきたい、強く心ひかれるさまという意味があります。
「兄のように慕う」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある人を自分の兄であるかのように思い、親しくしていることを指して用います。
兄は、きょうだいのうち、自分よりも年齢が上の男のことなので、「兄のように」が指す人は、自分よりも年上で男性です。
女性や自分よりも年齢が下のもののことではありません。
きょうだいといっても、喧嘩ばかりしていて仲が悪いこともあれば、いつも一緒に遊んだり、物を譲り合ったりなど、仲良くしていることもあります。
「兄のように慕う」という言葉の場合、仲がよい方のきょうだいを指しています。
喧嘩ばかりするような人のことを慕うことはできないでしょう。
つまり、「兄のように」が指す人とは、仲良くしているのです。
また、年上の人は頼れる存在であることが珍しくありません。
そのため、「兄のように」が指す人は、頼れる存在でもあります。
職場だと、自分の先輩がこの言葉が指す人にあたることでしょう。
いろいろと自分に教えてくれて、気にかけてくれて、頼れる存在です。
こういった人には、本当の兄であるかのように親しくしたい気持ちを持てます。
上司に対しては、この気持ちは持ちにくいかもしれません。
兄というと友達のような親しい関係を指します。
上司には友達のようには接しにくいので、兄のようには親しみにくいのです。
上司の場合だと父のように慕うことならあります。
ただし、自分と年齢が近かったり、フレンドリーな雰囲気の上司だったりする場合は、「兄のように慕う」ことがあります。
「兄のように慕う」を使った例文
・『先輩を兄のように慕う』
「兄のように慕う」の返答や返信例
この言葉に返答することは少ないです。
慕っている人に向かって直接述べることは、あまりありません。
第三者との会話でこの言葉が出てくることがあります。
その場合は、どのような人なのかなどを聞いてみてもよいかもしれません。
まとめ
この言葉は、自分の本当の兄のように親しくすることを指して用います。
頼れる存在で、自分の面倒をよく見てくれるような人が、この言葉にあてはまります。
兄のように親しくできる人がいると、何かあったときに心強いことでしょう。