「十二分に注意して」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「十二分に注意して」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「十二分に注意して」について解説をします。

「十二分に注意して」とは?意味

怠ることなく注意をして、欠けたところがないように注意をして、といった意味です。

「十二分」には、満ち足りてたっぷりとしていること、またそのさまという意味があります。

「十分」を強めた言い方です。

「十分」には、満ち足りて不足のないさま、思い残すことのないさまという意味があります。

「十二分」は、「力を十二分に発揮する」のような使い方をします。

この例の場合だと、持っている力を10とすると、その10を出し切るといった意味になります。

「注意」は気を配ること、望ましくない結果とならないように警戒をすることという意味です。

「十二分に注意して」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手側が十分に気をつけるつもりであることを伝える際に使用をします。

たとえば、貴重な品を取引先に運ぶとします。

非常に貴重なものなので、盗まれたり、壊れたりしてはいけません。

そうならないように、運ぶ際には非常に注意をしなくてはなりません。

普段以上に注意をする必要があるのです。

このような、非常に注意するさまを表す際に用います。

また、聞き手に注意を促すときにも用います。

普通以上に気をつけなければならないと、強く注意を促す言葉です。

「注意して」で言葉を切ると、友達と話しているような印象になってしまいます。

ビジネスの場では、「注意してください」のような丁寧な言い方にすることが望ましいです。

「十二分」という言葉ですが、「十二分に活用する」「十二分に堪能する」のような使い方をし、注意を促すときに「十二分」を使うことは少ないです。

「十分」を強めた言葉なので、「十分に注意して」でもよいでしょう。


「十二分に注意して」を使った例文

・『十二分に注意してください』

「十二分に注意して」の返答や返信例

非常に注意をするように求められているので、普段以上に注意をするようにしましょう。

このように伝えられるということは、物を運ぶときであれば、それは壊してはいけない貴重なもので、他にかわるものがない可能性があります。

非常に注意をしないと危険なこともあります。

そのため、普段以上に気をつけるようにしましょう。

返答としては「わかりました」の意を伝えます。

注意をされて嫌な気持ちになるかもしれませんが、注意をしなければならない理由があるので、相手の言葉を素直に受け取りましょう。

まとめ

この言葉は、話し手側の注意をする意思を示したり、相手に注意を促したりするときに用います。

普段以上に気をつけなければならないときに用いるものです。