この記事では「検討してもらえませんか」について解説をします。
「検討してもらえませんか」とは?意味
ある事柄についてよく調べて、よいか悪いかを考えて欲しいという意味です。
「検討」とは、ある事柄についてよく調べて、よいか悪いかを考えることです。
「検」という漢字にはしらべる、「討」という漢字にもしらべるという意味があります。
つまり、「検討」という行為には調べるという行為が伴うということです。
「もらえ」は「もらう」を意味し、依頼をしてある行為をさせる、他人の行為によって自分が利益を受けることをいいます。
「ませんか」は、疑問、確認、勧誘などの意を丁寧な気持ちを込めて用いる語です。
「検討してもらえませんか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、提案したものなどについて考えて欲しいときに用います。
「ませんか」は疑問や確認などの意を丁寧な気持ちを込めて表すものですが、「検討をしてもらえませんか」を目上の人や取引先の人に対して用いるのは適切ではありません。
「もらう」は「いただく」と表現することができます。
「いただく」は「もらう」の謙譲語です。
「検討」は「ご検討」とすることができます。
そうすると、「ご検討していただけませんか」となります。
「ませんか」の部分は、「ますか」と表現することもできます。
「ません」は打消しの表現で、相手を否定しているような印象があります。
それに対し「ますか」の場合は、打消しの表現ではないので、否定している印象がありません。
検討をお願いする際には、要点がわかりやすいようにします。
たとえば、製品の提案の場合、受け入れてもらいため、あれもこれもと製品のよいところをたくさん述べたくなるでしょう。
しかし、あれもこれもとさまざまなことを並べ立てると、何が言いたいのか伝わりにくくなってしまいます。
そのため、要点をまとめて相手が理解しやすいようにします。
伝えたいことは3つまでにしぼることが望ましいです。
「検討してもらえませんか」を使った例文
・『イベントの開催について検討してもらえませんか』
「検討してもらえませんか」の返答や返信例
検討をお願いされているので、それができるのか、できないのかを答えます。
検討に時間が必要な場合は、いつまでに検討すると伝えましょう。
相手を待たせすぎてしまうと、相手の仕事の進行に影響がでるので、待たせすぎないように配慮が必要です。
まとめ
この言葉は、提案など何かを検討して欲しいときに用います。
この言い方で目上の人に対して述べると失礼になることがあるので、別の表現をすることが望ましいです。
どのような言葉遣いをするかによって相手の態度が変わります。
