この記事では「物事にとらわれる」について解説をします。
「物事にとらわれる」とは?意味
ある事柄に考えなどが縛られて自由を奪われるといった意味です。
「物事」は、物や事、もろもろの事柄を意味します。
「物事にとらわれる」という場合は、抽象的な事柄を指している場合もあります。
「とらわれる」とは、固定した考えや価値観などによって自由が制限されるという意味です。
「物事にとらわれる」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある事柄にだけ縛られてしまうことを指して用います。
スーパーの青果担当者ことで説明をします。
この人をAさんとします。
Aさんは、青果売り場で野菜や果物を切って包装をする仕事をしています。
丸ごとのカボチャを4分の1ほどにカットしてラップで包む、スイカをカットしてパックに入れるなどの仕事です。
品出しは別の人が行っています。
あるとき、品出し担当の人が急に休んでしまい、品出しを別の人がやらなければならなくなりました。
Aさんと同じ職場の人たちはみんな忙しそうにしていますが、Aさんは自分の分の作業は終わったので手が空いています。
手がいているのなら品出しをすればよいのですが、Aさんはそれをやろうとしません。
自分の仕事は野菜や果物を切って包装することだと考えており、他のことをするという考えは持っていないのです。
これは、「自分の仕事はこれだ」ととらわれているといえます。
他のことに考えが及ばず、自由な考えや行動が制限されているAさんのような状態が「物事にとらわられる」が意味するものです。
突然欠員が出ても、普段と同じように仕事をしていかなければならないことがあるはずです。
そのようなときには、他の人が代わりを行うことになるのですが、普段自分の担当だけしか行っていないと、突然の欠員に対応できません。
何をやったらいいのか、どういった状況になっているのかわからないからです。
欠員をカバーするために、一から学んだり、情報を収集しなければならない事態になってしまいます。
こうならないようにするためには、ある物事にだけとらわれるのではなく、情報を共有したり、視野を広く持ったりすることが大切です。
「物事にとらわれる」を使った例文
・『物事にとらわれることのない自由な発想』
「物事にとらわれる」の返答や返信例
職場である事柄に縛られている人がいたなら、他の考えや方法などもあることを教えてあげるとよいでしょう。
そうすることで仕事がはかどることが期待できます。
まとめ
この言葉は、ある物事に自由を制限されることを指して用います。
自由を制限されると、物事がはかどらなくなったり、本人が苦労をしたりします。
そうならないようにするためには、広い視野を持つことが大切です。