この記事では覚悟しておきますという言葉について説明していきます。
「覚悟しておきます」とは?
自分にとって危険なことや不利な状況が発生することを前もって理解、準備しておきますという意味合いの言葉で言葉として強めなこともあり、ビジネスの場では「心づもりしておきます」という言葉を代わりに使うケースが多く見られます。
「覚悟しておくように」という言葉はビジネスの場でも使えなくはありませんが、「覚悟しておきます」という言葉は処遇がひどいものであるということを理解しているという意味になるため敬語として使いづらいという面もあります。
同じ部署の上司に使うことは不可能ではありません。
覚悟という不利な状況の範囲がかなり広く、雨が降る、ひいきの野球チームが負ける、好きな食べ物が売り切れるなど比較的軽いものから、自身の減給、左遷、解雇まで不利な状況の中に含むことができます。
「覚悟しておきます」を使った例文
・『今回の件の処遇については覚悟しておきます』
・『先方のことについては覚悟しておきます』
・『急ぎはしますが遅刻も覚悟しておきます』
などの使い方が挙げられ、これから起こる状況に対して心の準備をしておくということになり、この例文では自分が起こしてしまったことの始末、先方が怒っていることへ対しての対応、天候不良に対しての気持ちを表したものです。
「覚悟しておきます」の言いかえ表現
「心づもりしておきます」という言葉は相手を配慮する要素が大きくなり、会社同士などの対応ではこちらを使ったほうが無難と言えます。
「心しておきます」もほぼ同じ意味で使うことができます。
基本的には返答で使われる言葉であり、不利になる言葉を言われて「心しておきます」などと返すというスタイルになります。
「覚悟しておきます」の類似表現
「承知しております」「了解しています」なども遠くない表現ではあり、不利になる言葉を言われての返事として使うケースが基本というところも近いものとなっています。
「覚悟しておきます」の敬語表現
覚悟という言葉は自分の意志なため敬語表現が「しておきます」「いたしております」などになり、「心づもりしておきます」の方が相手への配慮が含まれるという意味合いが強くなっているので敬語表現に向いた言葉とされています。
少なくとも会社同士でこの言葉を使わないといけない状況では「心づもりしておきます」のほうがベターでしょう。
「覚悟しておきます」の英語表現
Be prepared で preparedが覚悟になります。
心づもりしておきますは Keep in mindとなります。
まとめ
覚悟しておきますという言葉は相手からの処遇などでは使いにくい言葉で、天候などによって自分が不利になるであれば使えないことはない言葉ではあります。
実際にはそう使うシーンは多くない言葉ではあり、かしこまった場ではない社内の会話程度であれば使っても問題ないでしょう。