この記事では、「気兼ねなくお申し付けください」という言葉について説明していきます。
「気兼ねなくお申し付けください」とは?
遠慮せずに要件を言ってほしい、こちらのことは気にせず質問などをしてほしいなどと言った意味の敬語になっています。
話してほしいというニュアンスというよりは店における注文、展示物などに対する質問などの状況で使われます。
店などで「ご用の際は気兼ねなくお申し付けください」という使い方、博物館や展覧会、説明会などでの「疑問やご質問があれば気兼ねなくお申し付けください」という使い方もあります。
「気兼ねなくお申し付けください」を使った例文
・『機器の使い方がわからない方は気兼ねなくお申し付けください』であれば製品の展示会、説明会などで使われます。
・『ご注文のある方は気兼ねなくお申し付けください』であればレストランや喫茶店などにおいてウェイター、ウェイトレスを必要なときに呼んでほしいというときに使われます。
・『ナースコールが使えますので気兼ねなくお申し付けください』では入院の際の説明で使われる言葉で、気兼ねがあると症状に影響があり得るということでもあります。
「気兼ねなくお申し付けください」の言いかえ表現
「気にせず聞いて」という言葉は全く敬語表現を取り除いたものですが意味自体はほぼ同じです。
「なんなりとお申し付けください」という言葉は類似表現として使われます。
「遠慮せずお申し付けください」もほぼ同等の言葉と言えます。
「気兼ねなくお申し付けください」の類似表現
相手のことは気にしないで、質問や指示を出してほしいという意味で、客と店などの関係性であれば類似表現が可能とは言えます。
「気にせず申し付けください」では敬語の段階が下がりますが類似表現ではあります。
「遠慮せず」「遠慮なく」「気を使わず」「お気軽に」などが気兼ねなくの類似表現として使えます。
お申し付けくださいは「お伝え下さい」「お声掛けください」「言ってください」などが類似表現と言えます。
「気兼ねなくお申し付けください」の敬語表現
気兼ねなくお申し付けくださいの時点で敬語となっており、お気兼ねなくお申し付けくださいでは二重敬語になってしまいます。
ただし気兼ねなくお申し付けくださいませと使うケースはありえます。
「気兼ねなくお申し付けください」の英語表現
Please feel free to tell usが英語として使えます。
Say without worryingでは「気にせず言って」となり敬語表現を除いたものとなります。
まとめ
「気兼ねなくお申し付けください」は注文や指示を受けられる体制が整っているという意味の言葉で、店や病院、説明会などで使われるケースがある言葉です。
セルフサービスが基本となっている店や、スーパーなどではあまり見られない表記となります。
薬局は質問を受けるという意味でこの言葉は使われることはあります。